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写真
写真を撮るというのは旅の思い出として非常に大事なことだ。
写真でしか思い出を語れないような旅になってしまうのはさみしいことだが、言葉では伝えられない多くのことを写真によって形にすることができるのはすばらしいことだ。
現在カメラには大きく分けると3つの選択肢がある。

フィルム式カメラ
デジタルカメラ
インスタントカメラ(ここでは議論から除外します)

ここで我々がカメラを選ぶにあたってのポイントとしたことは
単三乾電池が使用できること
現像代がなるべくかからないこと
の2点だ。
単三乾電池にこだわったのにはわけがある。
毎日大量の写真を撮ることは予想できたので、そうなると電池の使用本数もそれに伴って多くなると考えられた。
それはつまり使い終わった電池を大量に出すということでもあり、どんどん使用済み電池を捨てていくのが嫌だったのだ。
そこで充電式の電池を探したら単三乾電池のものが見つかったため、カメラもそれに適応するタイプにしようと思ったというわけ。

もうひとつのポイント、現像代については一体いくらくらいかかるのか計算してみよう。
1年で何枚写真を撮るのかについて、日本一周以前のツーリング経験から1週間で100枚、1年365日つまり52週間5200枚として考える。

フィルム式カメラ
フィルム代 1本100円(36枚撮りフィルムをまとめ買いした場合はこれくらいで買える)
現像代 1本500円
1年で5200枚撮ると(5200枚÷36枚)で145本ものフィルムが必要となる。

以上より現像代は(100円+500円)×145本=87000円
デジタルカメラ
メモリ代 128MB1枚8000円(もっと安く買えたりするが一応この値段で考える)
CD−R代 1枚100円(まとめ買いすればもっと安い)
メモリ→CD−R 350円〜500円(インターネットカフェを利用して自分でCDを作成する場合)
1280×960サイズの画像で約400枚撮れる(メモリ128MBの場合)
※1280×960あれば写真Lサイズで問題なくきれいにプリントできる。
ということは1年で5200枚撮ると(5200枚÷400枚)で13枚のCDを作成することになる。

以上より現像代(CD作成代)は(100円+350円〜500円)×13枚=5850円〜7800円
これにメモリ代8000円をプラスしても13850円〜15800円程度である。

現像代を考えると以上のように圧倒的にデジタルカメラがお得という結果が出る。
写真の現像代を気にすることなくバシャバシャ撮りまくれるというのがデジタルカメラのいいところだろう。

我々の場合、旅のほとんどでデジタルカメラを使用した。
が2002年7月、8月はデジタルカメラの故障によりフィルム式カメラを使うことになった。
そしてこの2ヶ月間は現像代が気になってやたらとシャッターを押しまくるということができなかったことを覚えている。

ただしフィルム式カメラにもいいところはある。
最高の景色をこだわって撮りたいとき、撮った写真をポスターサイズに伸ばしたりするときなどではデジタルカメラでは少し物足りない。
一眼レフでベストショットを・・・なんてときはデジタルカメラじゃないほうがいいかもしれない。

結論をいうとたくさん写真を撮りまくりたい人はデジタルカメラを、一枚一枚にこだわって美しい写真を撮りたい人はフィルム式カメラ(特に一眼レフ)を選んだらよいのではないでしょうか。
両方持ち歩くというのもアリでしょう。




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旅先でCDを作ろう
デジタルカメラを旅のお供に選び、各地で大量の写真を撮りまくる。
あるときメモリがいっぱいになっていることに気づく。
たまった写真データはどこでCD−Rに落とせばいいのだろう?
そんな疑問を解決します。

解決策その1
カメラのキタムラ
全国に散らばるカメラのキタムラのネットワークは旅人の強い味方。
この店ではデジタルカメラのメモリからCDを作成するサービスを行っています。
料金はCD1枚につき350円〜500円ほど(CD−R代を含む)。
ちなみにCD1枚に入れられる写真(画像)は200枚までとなっています。
これはデータがCDに入る限度が200枚なのではなく、店側がもうけるための商売上の制約だと思ってください。
つまり写真(画像)が400枚入ったメモリをお願いするとCD2枚になります。
CD作成時間は順番待ちが少なくてだいたい1〜2時間ほど。
各地にある個人店でもCD作成サービスをやっているところはありますが、カメラのキタムラほど安くないかもしれません。

解決策その2
インターネットカフェ
インターネットカフェにあるパソコンはほぼ100%の確率でCDーRWドライブが装備されているので、CD作成を自分で行うことができます。
カフェ利用料金は1時間350円〜500円くらい。
1時間もあればCD作成は充分できます。
CD作成中は飲み放題のドリンクをいただきながらインターネットでもして待ちましょう。
自分でCDを作成する利点は1枚のCDに大量のデータを入れられるということ。
CD−Rは700MBの容量があるので、128MBのメモリで5枚ぶん入ります。
ということは単純計算して128MBメモリで400枚の画像データ×5=2000枚
の写真(画像)が1枚のCDに収まることになります。
まあ128MBのメモリを5枚も持ち歩く必要はありませんけどね。

用意しなければならないのはUSBケーブルCD−Rメディア
デジカメとパソコンをつなぐUSBケーブルは絶対に必要です。
これがないとメモリにあるデータをパソコンに転送できないからです。
CD−Rメディアは自分で用意する。カメラのキタムラでは店側が用意してくれます。
また、注意しなければならないことがひとつあります。
それはデバイスドライバの問題。
パソコン側つまりOSが、デジタルカメラをひとつのドライブとして認識するための機能としてUSBマスストレージクラスがあるのですが、これが組み込まれていないパソコンではデジカメをUSB接続しても認識することができません。
最近のパソコンには大抵組み込まれているとはいえ、日本一周中でのインターネットカフェ利用では60%以上の確率でデジカメを認識してくれませんでした。
こういうときは自分でデバイスドライバを組み込むしかありません。
※富士フィルムのFinePixは【USB mass strage】というドライバが必要でした。デジカメ全般でこのドライバが必要なのかは知りませんが・・・。
必要なドライバはフロッピーディスクで持っているか、メーカのホームページからダウンロードするかして、パソコンにインストールしてください。
ドライバのインストール作業はそんなに難しくはないですが、パソコン初心者には大変な作業かもしれません。
ですのでドライバって何?という人にはインターネットカフェを利用したCD作成は勧めません。



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日記
どんなに飽きっぽい人でも旅に出ると必ずと言っていいほど日記をつけるようです。
どこまで記録するかはその人によりますが、旅の思い出としては欠かせないのが日記ではないでしょうか。
我々の旅では、大学ノートでとっこりが18冊、たこべーが19冊の日記を残しました。
そしてこの日記は他のどんなおみやげよりも大切な思い出となっています。
お金には換えられない貴重な財産です。
記憶は時が経つにつれて色褪せてしまうけど、この日記を開いて読み返すとそのときの状況が当時のまま昨日のことのようによみがえってきます。
写真なんかよりずっとずっと大切な思い出です。

さて実際にどんなことを日記に記録していたかというと、

日付
天気
スタートして何日目か
題名
日記本文
3食の献立
出費や収入
走行記録(走行距離・アベレージ・最高速度など)
宿泊場所
移動ルート(例:富山県高岡市→新湊市(海王丸パーク)→富山市→魚津市)
気分と体力(0〜100の数字で表現する)


などである。
ちなみに、その日記は親にはもちろん見せたことがないし、旅の相棒にすら見せたことはない。
日記ってそういうもんでしょ?
他人に見せるつもりで書くとどこか本音を隠したような、体裁の良い文章になってしまうもんだ。



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ホームページ(モバイル)
当ホームページは日本一周がスタートしてから8ヶ月後に開設されている。
それは最初からホームページを持つなんてことを考えていなかったからに他ならない。
まさかホームページを作れるほどのネタが用意できるとは思っていなかったこともある。

ところが旅が軌道に乗り日記がどんどんたまってくると、予想以上にネタが手元にあることに気づいた。
経験とはすごいのだ。
世の中には出回っていない貴重な情報・体験を日本一周を通して得られていることに気づき、それをたくさんの人に伝えたい衝動に駆られてしまう。
そして旅の中断を機にホームページ作成に取りかかった。
が、旅に出るまでの動機や計画、前半205日の旅の報告などが中心であったため、旅の日記を毎日ホームページに更新するモバイルの旅についてはほとんど考慮されていない。
日本一周が半分終わってからのホームページ開設という中途半端な滑り出しではあったが、自分たちの旅の報告としてはまずまずだったように思う。


今にして思えば、パソコンを持って日記を更新する旅もおもしろいかもしれない。
けれども、どこまで公開するかによるけど自分のプライベートな部分を明かしてしまうことの怖さがあるので気ままな旅をしたい人はつらいかもしれない。
日記を読んでくれる人への責任もある。
実際のモバイルの旅を実践されている方々はきっと大変な苦労をされていることでしょう。
モバイル旅のことについてはやってないので詳しくここで語ることはできず、やっておられる方のホームページにアクセスしてそちらを参考にしてみてください。
お役に立てずすみません。



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針金ちゃりとストラップ
日本一周中、ほんとうにたくさんの人にお世話になった。
人の温かさに触れ続けたからこそ旅が成功したともいえるくらいお世話になった。
ジュースでも買いなさいとお金をくれる人
お菓子から果物から野菜から、食べ物をくれる人
家に泊めてくれる人
車で追い抜いていくときに「がんばれ〜!」と声援をくれる人
自転車を追いかけてくる小学生
賞味期限切れのパンをくれたホームレス
駅寝をしていたらこっそり枕元にどらやきを置いていった見知らぬ人


いろんな人の親切に触れるたびにうれしさがこみあげてくる。
まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと思ったりする。
しかしである。
その優しさがうれしいと同時に、親切を受けてばかりでいる自分にふがいなさを感じたりもしたのだ。
親切をもらう一方でいいのか?と。
どうにかして、なんらかの形で恩返しをしたい。

携帯ストラップ
悩んだ。ずっと悩んだ。

そうしたもやもやした気持ちのまま沖縄県宮古島まできていた。
2003年2月のことだ。
ここでのある出会いから、水糸で携帯ストラップの作り方を教わることになったのだ。
これだ!と思った。
お金で買ったモノを親切にしてもらった人に渡してもなかなか受け取ってはもらえないが、手作りのモノだったらもらってくれるかもしれない。
親切をもらったらこのストラップを渡そう、と。

それからしばらくは作っては渡してというのを繰り返しながら旅を続けた。
2003年3月、鹿児島県加世田市に到着。

ミニチュア自転車との出会い
ここにあるサイクリングターミナルである衝撃的な出会いがあった。
いろんな自転車が展示されている中で、小さな小さな針金で作った自転車を見つけてしまったのだ。
こ、これだ〜〜!!
ストラップのときよりもピンときた。
自転車の旅でミニチュア自転車を作って渡すなんてロマンがある。
こんなのもらったらうれしいに決まっている。
勝手に決めつけてさっそく作り始めた。
最初はうまく作れなかったのが少しずつ作れるようになってきて、気づいたら旅が終わるまでの4ヶ月半で37の自転車を作って渡していた。

最後の作品
それをあげた人は本当にお世話になった人たち。
喜んでくれたかわからないけど、ミニチュア自転車を渡したことで我々の心は晴れやかでした。
自己満足??



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