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貧乏は力なり
貧乏でしかできないことがある。
そもそも自転車で日本一周しようという考えは、お金持ちには考えられないことだろう。
何でもお金で解決してしまうそんな世の中だからこそ、お金では買えない貴重な体験をしていかなければならない。
貧乏でしかできないことがある。




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恩返し
日本各地を回っているとたくさんのをうける。
ジュースでも買いなさいと小銭をくれる人、がんばれよといって食べ物をくれる人、話が弾んで泊めてくれる人、もちろん「がんばれ!」と声援をくれる人にも恩を受けたことになると思うし、感謝している。
その人に対して恩返しすることももちろん必要なことだと思うけど、自分が旅人を受け入れる立場に立ったとき、自分がそれまでに受けてきた恩を旅人に返してやることもあっていいと思う。
それが大きな意味での恩返しにはならないだろうか。
旅人は、そうやって世代を超えていつまでも旅人でいるような気がする。




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豊かさとは
砂浜にて 戦後の日本は物質的・経済的な豊かさを求めてひた走り、その結果としてどこかに日本人がもっているべき心を置き忘れてきてしまったような気がする。
共働きでなければ子供を養えず、家族が一緒に過ごす時間は減り、となり近所でさえ話すことはなく時には顔さえ分からない。
企業の無限の利益増殖の理念を家庭にまで持ち込み、見栄としか思えないようなものを狭い家の中へドンドンと蓄えていく。
子供は受験勉強に追い立てられ、没個性化をはかる学校教育によって感情を持たないロボットのような人間ができていく。
食料に困るようなことはなくなったが、農薬・化学肥料の多用による問題、旬のなくなった食べ物の搾取、食べ物のありがたさを忘れてしまったかのような大量廃棄、ごはんを残す人々。
ウサギ小屋に住み、人間関係のストレスや環境悪化を薬や健康食品などで表面的にごまかして生活する人々。

果たしてこれでいいのだろうかと疑問を感じながら生きている。
世の中を変えようとまでは思わない。けれどもまずは自分が幸せだと思える生活をしたいと思う。
じゃあ、なにが幸せなんだろう。それは人によって違う。
自分にとっての幸せを形にするには、これから何をしていけばいいのか。

日本一周はそんなことを考えさせてくれる。




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観光パックツアー
「八重山諸島7島3日間の旅」
に代表されるように、全般的にツアー会社の企画するパックツアーなるものはせわしないものが多い。
安い料金でできるだけたくさん回りたいという消費者のニーズがそうさせているのだろうけど、果たしてそんな旅行でなにが残るのだろうか。
記録には残っても記憶には残らないのではないか。
自分で計画を立てる必要もなければ、車を運転する必要もない。
与えられた観光を事務的にこなすだけの旅は、想像もできないほどお粗末な旅のように思えてしまう。
この手のパックツアーには年輩の方がよく利用されているようだが、年のせいにしないでもっともっと自由な旅を楽しんでほしい。




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点と線
バスや車での旅行を、観光地から観光地へと移動する「点の旅」とすると、自転車や歩きの旅は「線の旅」ということができる。
目的地にたどり着くまでの行程、移動そのものが旅の目的になっているからだ。
遠くの山々を見ながらたんぼ道をさっそうと走り抜ける。
そこには田舎の匂いがある。おいしい空気がある。
スピードは決して速くないから時間はかかる。巡る観光地も少なくなるだろう。
けれども旅が一本の線でつながる喜び、これは車では味わえない。



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