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ゲリラキャンプ
キャンプツーリングではどこにテントを張ればいいのだろうか。
普通はキャンプ場。
それ以外で一体どこに?と疑問を持つ人だっているだろう。

道の駅、公園、海岸、河原、どこにだってテントは張れる。
一般キャンパーとは一線を画して、テント設営を特に推奨していないところでキャンプすることを俗に
ゲリラキャンプ
と呼んだりする。当然キャンプが認められていないところでテントを張るわけだから、いろいろと注意しなければならないことがある。
まず地元の人に怪しまれてはならない。暗くなってからテント設営。飛ぶ鳥跡を濁さず。
ベストなのは許可をもらうこと。
テントを張っていいか地元の人に聞くのが一番いいし、そうしないとゆっくりテントで寝ていられない。
お勧めはしませんが、もしゲリラをするなら気をつけてやりましょう。




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布団の効能
テントに寝袋。慣れてしまえばけっこう快適な夜を過ごせるが、やはり布団にはかなわない。
佐多岬へ海岸沿いをトレッキングしたときのこと。
このトレッキングは体力をそうとう使ってしまって、翌日から3日間ほどはだるさがずーーーっと抜けなかった。
ところがその後、親切な人の家に泊めていただいたときに布団で寝たら次の日にはすっかり元気になっていた。
やはり寝袋と布団では体力の回復のしかたが違うようだ。
自転車に布団を積んで走ることはちょっと難しいけど、たまには民宿やビジネスホテルなどに泊まって布団にくるまることも必要なのかもしれない。




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キャンプの見解違い
キャンプとはどんな行為を指すのか。三省堂提供「大辞林 第二版」によると
山・高原・海岸などにテントを張り、野営すること。
となっている。とすれば我々がツーリングでやってきた行為はキャンプといえるだろう。
そして世間でキャンプというと、キャンプ場で休日を楽しむ娯楽としてみてるような気がする。
だが、当の本人はキャンプしているというつもりはないのだ。つまり、我々にとってテントを張ってガソリンバーナーで自炊して・・・という行為はあくまで生活の一部であって、みんなが家でご飯を食べて寝るのと変わりないと思っているのだ。

この世間との認識のずれで、時として怒られてしまうことがある。
ここはキャンプ場じゃない、こんなところでキャンプするな!と。
キャンプ生活が長くなると世間との意識のずれが生じてくるのだろうか。




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朝つゆ
雨は降らない。分かっていても青空の下でテントを張りたくないことがある。
その原因は朝つゆ
朝起きると、雨も降っていないのにテントはびしょびしょになっているのだ。
その濡れたテントをそのままたたむわけにもいかず、朝日にさらして乾くのを待つのだけれど、朝はサイクリングするにはもってこいの最高の時間帯だからちょっとでも早く出発して走りたいのだ。
朝つゆがあるおかげで青空テントをためらってしまう。

だから雨が降らないのに屋根のあるところを探してその下にテントを張る。
青空の方が気持ちよく寝られると分かっていてもだ。
1日2日のキャンプ生活ならテントが濡れてもかまわない。けど毎日のこととなるとさすがにテントを濡らすわけにはいかないんです。




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雨の回避
よく聞かれる質問に「雨降ったときどうしてるの?」というのがある。
どんなところに泊まってるのか聞きたいらしい。

なにも考えずにテントを張れば雨にやられてしまうのは目に見えている。
雨の日のみならず、晴れの日でも屋根のあるところにテントを張るのが「とっこり流」であり「たこべー流」であるから、テントが雨にやられたことは数えるほどしかない。
けれどもやはり、雨の日の宿泊場所探しは大変だ。次の日に晴れることが分かっていれば朝露に濡れるとはいってもそれほど屋根のあるところにこだわりはしない。
次の日が雨だと天気予報で聞けば、なにがなんでも屋根を探すのだ。濡れたくないから。

探せばけっこう見つかるもんですよ。



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明かり
夜、暗くなってしまうと明かりがほしい。
ガスランタンで辺り一面を照らしながら夕食をのんびりとつつく。
それが終わると読書をして楽しむ・・・そんなことできるかい!!
明かりはないと困る。特に冬は暗くなるのが早いから、明かりがないと午後6時にはすでにやることがなくなってしまう。食事を作るにも日記を書くにも明かりは必要なのだ。

ところが、今回の旅では小さな懐中電灯を1本持っているだけだった。
確かに不便。夕食を作るどころか日記を書くことさえできないほどの光の弱さ。日没の時間には夕食を済ませて日記も書き終えていなければならないつらさ。こんなみじめなことはない。
冬は午後7時には寝ていた。そして起きるのは午前7時。まだ薄暗い。一体一日何時間寝ていたのか、よく寝られたもんだと感心してしまうほどだ。

だがそんな不便が一体なんだっていうのだ。自転車で旅に出るということは不便を楽しむということではないのか。朝日と共に起きて日が沈むと寝る。そんな生活ができることなんて一生のうちにどれほどあるだろう。
必要最低限の装備で楽しむのが旅のおもしろさでもあり、明かりがないことを楽しめるというのは幸せなことなんだと思いたい。




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ホームレスの存在
都市に行けばホームレスはいる。
その彼らはどこで生活しているのか、その答えがすこしだけ今回の旅で分かった気がする。
宿泊場所を求めてさまよっているとよくホームレスのすみかに遭遇する。
彼らはその土地のことをよく知っている。どこに寝床を求めれば雨風をしのげるか、本当によく分かっているのだ。
だから、雨を防ぎたいと思って宿探しをしているときにホームレスに遭遇するとすこしだけうれしい。その場所は確実に雨を防げる場所だということなのだから。
もちろんその場所ではテントを張らない。自分の眼力が認められたようでうれしいが、さすがに彼らとはご一緒したくないのだ。
逆に、よかれと思ってテントを張ったら雨にやられてしまうこともある。こんないいところになんでホームレスがいないんだろうと疑問に思っていたら案の定、雨の当たる場所だったということだ。

ホームレスはバカにはできない。



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