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洗濯(手洗いかランドリーか) |
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自転車旅行者というとものすごく汚いイメージがあるが、それは人によって様々だと言っておこう。 1ヶ月以上風呂にも入らず同じ服でという人も中にはいるかもしれないけど、旅の目的で温泉に入ったりするから体から出る匂いがきつい人というのはそんなにいないと思う。 ところが体をいくらきれいにしていても服の洗濯をこまめにしていないと臭いのだ。 自転車旅行は普通の生活とは違う。 毎日のように相当量の運動をするから汗をかく量もハンパではない。 それを服が吸い込んでしまえば数日後には立派な悪臭を漂わせるというわけだ。 じゃあその汚れた服を旅先でどうやって洗濯するのか。 ここでのテーマはそれである。 選択肢は2つ。手洗いかコインランドリーか。 まず手洗いについて。 自分たちのやり方を説明すると、水の出る公園を探すことから始まる。 スーパーでもらえるビニール袋に洗濯物をいれて、洗剤と水も一緒に投入。 あとはビニール袋の中に手をつっこんでもみ洗いするだけ。 汚れていれば水の色が汚く濁ってくるからすぐにわかる。 汚れが落ちてうれしい反面、こんなに汚かったのかと悲しい気持ちにもなる。 もみ洗いが終わったら次はすすぎ。 水を何回か入れ替えながら洗濯物についた洗剤を落とす。 そして最後は脱水。 といっても洗濯物をひとつひとつしぼっていくだけ。 はい、これでおしまい。 洗濯機がやっていることと同じだからかんたんですね。 自転車に洗濯物をくくりつけて乾かすのは基本中の基本です。パンツもね。 さてコインランドリーはどうか。 まずコインランドリーを探さなければならない。 最近あちこちで見かけるようになったからそんなに苦労せずに見つかるとは思うけど、もし見つからなければ地元の人に聞きましょう。 それが一番早い。 見つかってしまえばあとは簡単。人差し指だけで洗濯完了。 乾かすのは乾燥機でもいいし自転車にくくりつけて自然乾燥でもいいし、財布の中身と相談です。 さて金額ですが、洗濯で1回100円〜400円くらいとばらつきがある。 洗剤を自分で持ち込まないといけないこともあるし、洗濯機の横に使っていいよと置いてあることもあるし、自動的に洗剤が投入される洗濯機もある。 乾燥機はあまり使わないからよく覚えていないが、10分で100円くらいだったと思う。 オレは毎日着替えるから3日に1回は洗濯しないといけない、なんていうきれい好きだと洗濯代もバカにならないだろう。 かといって手洗いばっかりだと意外と汚れは落ちないです。 時と場合、財務大臣と相談して手洗いにするかコインランドリーにするか決めましょう。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
着替えの頻度 |
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洗濯については上の項でわかったけど、じゃあみんなどれくらいの頻度で着替えてどれくらいの頻度で洗濯しているんだろうと気になるでしょう。 みんなはどうか、なんてことを聞かれてもはっきりいってわかりません。 他人のことは知りませんから。 参考までにとっこり&たこべーがどうだったかを話しましょう。 着替えは3着、下着やらTシャツやらで3セットもっていました。 そして洗濯はだいたい平均すると1週間に1回。 つまり2日に1回は着替えていたということです。 汗をかいて臭いのはもちろんですけど肌触りが気持ち悪いんですよ、べたついて。 が、しかし! 旅の後半はやっぱり慣れてくるんでしょうか、何日も同じ服で通すことが多くなりました。 3,4日は当たり前、みたいな。すみません。 そうなるとやっぱり臭かった。テントの中の空気がかなりやばかった。 カップルでいてもこれなんだから、もしかしたら男一人で旅しているチャリダー諸君は1週間とか同じ服でいるのかもしれませんね。 あくまで推測ですが。 着替えの話とはちょっとずれますけど、一日中太陽の光を浴びていると服も日焼けするんです。 色あせてしまうんです。 だからTシャツについては汚れがどうこうという前に日焼けによって寿命がやってきます。 いや、寿命ではないんだけど色あせた服はかなりみっともないですから汚れよりもタチが悪いんです。 色あせの少ない白いTシャツにすると汚れが目立つし、かといって濃い色のを選ぶと色あせが気になるし・・・自転車旅行に適した服を選ぶのってむずかしいですね。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
体の洗濯 | ||||
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体の洗濯、つまりフロです。 旅行中、フロはどうしているの?という質問を何度か受けたことがありますが、そんな質問を受けてしまうほど汚かったのでしょうか?臭かったのでしょうか? だとしたらすみません、ここで謝っておきます。 日本は温泉大国ですのでどこへ行ってもたいていは風呂には入れますし、街には銭湯だってありますからそれほど体の洗濯に苦労することはないかと思います。 全日程487日のうち、休養と称して実家にいた45日間を引いた442日で入った温泉数は97。 このほかにも宿に泊まったとき、友達や親切な人の家に泊まったとき、温泉ではない公衆浴場などをあわせていけば、正確には把握していないですが2,3日に1回はフロに入っているのではないでしょうか。 沖縄県宮古島で出会った日本一周人は毎日のように温泉に入っていると言っていたことからも、フロを探すのが大変でないことがわかってもらえるかと思います。 地図はツーリングマップルを使用していたので温泉情報には事欠きませんでしたが、もし他の地図を使うのであれば温泉の場所をあらかじめ調べる必要が出てくるかもしれません。 でも大丈夫。探さなくても見つかるくらいそこらじゅうに落ちてますよ、温泉地は。
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雨具の重要性 |
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通勤・通学のとき、カッパを着て自転車に乗る人は少ないかもしれない。 傘をさして片手運転するだろう。 片手運転はもちろん本当はいけないことだけど、ここでとやかく言うつもりはない。 危険な行為だけど日本国民がある意味見て見ぬフリをしていることだからだ。 ここで話題にしたいのは傘さし運転のことではなく、カッパのこと。 自転車ツーリングの時にはぜひ、カッパを着てほしい。 その日限りのツーリングだったら、家に帰ってシャワー&着替えればいいけど、キャンプ生活をしている時にはそんなことはできない。 服が濡れてもらっては困るのだ。 だから雨の日はできる限り服が濡れない努力をしてほしい。 カッパを着て、靴も濡れないように対策して(長靴orビニール袋等でガード)、雨の中を走るのならきっちりと対策をお願いします。 傘だと足下がどうしても濡れますよ。 さてこのカッパ。 コンビニに売っているような安いものから、ゴアテックスのような高級品までいろいろあって、どれを選んでいいか迷うところではないでしょうか。 結論から言うと、安さで選ぶなといったところでしょうか。 自転車で走る以上、汗が噴き出すのは避けられないので、カッパを着て走るとなるといつも以上に汗が出ることになります。 こんなときにコンビニで売っているようなビニールのカッパを着ていると、雨は防げても汗でびしょびしょになってしまうのです。 カッパを選ぶ基準はたったひとつ。 透湿性 の機能があるのを選ぶことだけです。 これは、外部からの雨は完全に遮断しつつ内部からの汗(水蒸気)を外に排出してしまうという優れた機能のこと。 こんなすごい素材が世の中にあるんです。 いちばん有名なのはゴアテックス。 他の類似品の追随を許すことなく、性能・機能はトップクラスです。 ただし値段もトップクラス。 カッパに3万円とか4万円ってちょっとつらいかも。 とっこり&たこべーともに透湿性のある1万円くらいのものを買いました。 ゴアテックスと比べたわけではないのでわかりませんが、ツーリングでそんなに困った記憶はありません。 ただし、がむしゃらに走ると透湿性の許容範囲を超えて汗が出るのでびしょ濡れになります。 ですが鼻歌混じりで走るくらいなら問題なしでした。 財布の中味と相談しながら決めるといいでしょう。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
長靴 | ||
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日本一周する人ならあまり持たないだろうと思われる長靴。
なにがよかったのだろうか。 雨の日は走らないと決めていたけどどうしても移動しなくてはならない日というのはあるもので、そんなときに活躍するのが長靴なのです。 いつもはいている運動靴では雨が降るとかんたんに濡れてしまう。 濡れると強烈な匂いが発生するのはもちろんだが、夏はともかく寒いときに濡れると乾くまでに時間がかかるし冷たくて凍える。 できることなら濡れたくないというのが本音ではないだろうか。 雨の日、たとえ走らなくても歩いて出かけることはある。 テントの場所から図書館へよく行ったりした。 そんなときは長靴をはいてカッパを着ていく。 どんなに豪雨でも、どんなに横殴りの雨でも靴下が濡れてしまうことはない。 そんなすばらしい長靴だが、欠点だってもちろんある。
熊本城を見て熊本ラーメンを食べるために熊本市の中心へ行ったときは2人とも長靴をはいていた。 田舎ではいていてもそんなに目立たないのが都会へ出るととたんに目立ってしまう。 本人さえ気にしなければいいといえばそれまでだがね。 とっこり&たこべーはこの旅でずいぶんと長靴にはお世話になった。 長期旅行者の必需品だと言われる日を夢見て、こうして絶賛しているところだ。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
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