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日本の道路事情
日本一周をしてみて思ったこと。
それは日本の道路事情が自転車にとって必ずしもよいものではないということ。
車道を走ろうとすると、その路側帯の狭さに苦しめられてしまってすれすれをものすごいスピードで追い越していく車が怖くてまともに走ることができない。
かといって歩道を走ろうとすると、交差点のたびに段差があってそのたびにスピードを落とさないといけない。
荷物がなければ気にならないほどの段差でも、重量のあるツーリング仕様ではそのままスピードを落とさずに走り抜けることなんてできない。
さらに、歩道は車道よりも舗装状態が悪い。
タイヤが細ければ細いほど路面の衝撃を受けやすいのだから、車道よりも自転車の通る道の方が舗装をしっかりとするべきではないのか。
そもそも歩道は自転車が走ることを考慮して設計されていないようなところがあるから、舗装状態うんぬんを言ったところで無駄かもしれないが・・・。

日本では自転車の立場は低い。そんな日本を一周しようとするのは結構大変です。
なるべく交通量の少ない道を選んで、そして車道を堂々と走る。
これしかないです。
ヨーロッパの自転車先進国がうらやましい・・・。

いい道

楽しい道




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坂道の押し
山国であるニッポン。
坂道を避けて走ることなんてできるもんじゃございません。
とっこりのような峠フェチならともかく、普通の人は峠なんてない方がいいと思っていることでしょう。
でも避けられないなら通るしかないんです。じゃあどうやって?
走って登りますか?
変速を一番軽くして、ひざに負担がかからないようにペダルをくるくると回す。
これが基本。平坦な道でこいでいるその回転数を維持したまま走れるくらいまで変速を落とす。
決してガシガシこいではいけません。
いや、いいけどそのうちひざを壊してしまいますよ。

でもいくら軽くしても坂道はつらいです。息が上がります。
そんなときは無理せず押しましょう。
荷物が着いてて重いですから押しても大変ですが、休み休みゆっくり行くといいでしょう。
登りはいつか終わります。絶対です!
焦らず騒がず、のんびりとね。

ちなみに、とっこり&たこべーは日本一周中たった一度だけ坂道で押したことがあります。
一度だけです。→→→その日の日記へ




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坂道の登り方
登山道を想像してください。
山頂に向かってくねくねと道が曲がっているでしょう?
あれはまっすぐ頂上に向かうと勾配がきついから、登りやすくするためにわざとくねくねさせているんです。
そうすると勾配がゆるくなりますね。

これを自転車にも応用しましょう。
まっすぐ延びる坂道、普通にまっすぐ走ると大変ですがこの道の幅をいっぱいに使って右へ左へスラロームしながら登ってみてください。
勾配がゆるくなって多少走りやすくなりますよ。
ただしこれは交通量が多いとできません。車が少ない道でも注意してやりましょう。

こんな坂道は

こんな感じで




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自転車の敵
四季を感じられるのは長旅のおもしろさではありますが、自転車で走っていると憎らしい障害がたくさんでてきます。
避けられるもの、避けられないもの、いろいろです。
排気ガス・・・バス・トラック等の大型車が排出するガスはやりきれない。みるからに環境に悪そうな真っ黒な煙が辺り一面に立ちこめて、景色が一変してしまう。坂道でぜーぜーいいながら登っているときに黒煙を吐かれるとぶつけようのない怒りがこみ上げてくる。ディーゼル車反対!!

太陽・・・沖縄の日差しは強かった。2月だというのに日中自転車に乗っていると頭がふらふらしてくる。晴れると気持ちいいけど熱すぎるのは問題。熱中症にはくれぐれもご注意を。

向かい風・・・坂道はもともとそこにあるからしょうがないと割り切れる。けど向かい風はなければもっと気持ちよく走れるのに・・・と考えてしまう。精神的につらい。

・・・雨の日の走行は危険。自分の視界が狭くなるだけでなく、車を運転する人の視界も狭くなっているから事故の確率が上がるのだ。カッパを着て走ると外から雨、内から汗がわいてきて全身びしょぬれになってしまう。できれば雨の日は走らないようにしたい。

トンネル・・・真っ暗なトンネルの中を走っていると、ごーーーっという轟音が反響して不安をかき立てる。音が反射するから後ろからの車がいつ抜いていくのかわからずびくびくするはめに。
ビューーンうへぇ〜来たぁぁ〜〜〜!!




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日焼け対策
日焼けは男の勲章
それはそうかもしれない。色白よりはたくましく見える。
自転車で長期ツーリングすると、いやでも日焼けはしてしまう。
ひどくなると火傷したようにただれてくることもあるそうだ。
真っ黒に日焼けした日本一周ボーイ・・・想像は簡単だ。
だがたこべーはである。できることなら日焼けしたくないというのが本音のようだ。
日本一周したあとのたこべーはどうなっていたか、なんと出発前とあまり変わっていないのだ。
本当に白い

まず肌の露出はできるだけ避けた。長袖に長ズボン、手袋をはめて帽子をかぶって・・・ここまでは普通。

ほとんど強盗・・・
たこべーはさらにタオルを顔に巻いた。露出しているのはだけ。
その目は帽子があるから直接太陽には当たらないというわけだ。
これで旅した結果、1年以上の長旅にもかかわらず日焼けはほとんどしなかったようだ。
やればできるということか。




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ペース
一人旅だったら何も気にせず自分の好きなように走ればいい。
二人だったらそうはいかない。相手とのペースを考えないといけないのです。
たこべーがわりと体育会系であることが幸いして、二人のペースにそれほど違いはなかったけど、そこはやはり男と女。峠になるとぐっと差が出てしまうんです。
平坦な道はたこべーの方が速い。荷物が軽いせいもあるでしょう。
ところが坂道になると荷物の重量以上に足の筋肉量がものをいってくるので、やっぱりとっこりにはついてはこられないのです。

でもそれはそれでいいんです。あくまで自分のペースを貫くことが大事なんですから。
例え二人でも自分のペースを崩さない。遅いほうが無理して走っても、速い方が遅いほうに合わせても、長旅ではどこかにストレスがたまってしまいます。

楽しんでなんぼの旅です。




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雨の日の走行
雨の日は動くのか動かないのか、旅人によって意見が分かれるところだ。
「人生には雨の日のようなつらいときが必ずあるから逃げるべきではない。天気にかかわらず走らないとイカン」という日本一周している63歳のおじさんがいた。
旅を人生修行と考えるならたとえ雨の日でもこの人のように走るべきなのかもしれない。

どしゃぶり
しかし、その日その日に走って見える景色というのは一度きりのものなんだから、雨の日に走ることでせっかくの景色を逃してしまうというのはもったいない気がするのだ。
旅を様々な出会いの場ととらえるなら雨の日もまた出会いの一つ。
晴れには晴れの、雨には雨の楽しみ方があると思う。
動かずに耐えることも人生修行といえるのではないだろうか。




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クラブラン
大学生がよくやっているクラブラン。
数人がぴったり一列に並んで走っているあれだ。
夏の北海道ではそりゃもう毎日のように5人10人のクラブランを見かけた。
あれって楽しいのかなぁ・・・。先頭の人はともかくとして、後ろの人は前の人の尻ばかりを見て走ることになるのではないか。
せっかく景色を楽しめるチャンスなのにもったいないとは思わないのだろうか。
それに、あんなにぴったりくっついて走っていたら視界が開けてないから突然の障害物に対応できないのではないか。
風の抵抗を受けずに走れるのかもしれないけど、レースじゃないんだから自分の力で走りきったという達成感を味わった方がいいと思う。

すみません。よけいなお世話でしたね。




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