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旅立つ前に |
情報収集をしっかりと |
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日本一周しようと決めた。でも何をすれば・・・? 今は至るところに情報が落ちている。書籍には自転車日本一周に関するものがあるし、なによりもインターネットを使えば情報が手に入る。 そうやって手に入れた情報をもとにして、自分の旅の目的、期間などを決めていけばよいと思う。 ここでどうしても言っておきたいこと。 「出発してしまえばなんとかなる」という勢いは大事だが、あとで後悔しないためにも下調べは必要だということだ。 通過してしまってから「あ〜あそこに行っておけばよかった〜」なんてことのないようにしたいものだ。 出発するまでにやらなければならないことは山ほどある。 自転車・テント・寝袋・キャンプ道具など装備の購入、親の説得と会社(学校)の説得、旅の資金を集める、ルートの決定、訪れたいところのピックアップ、ツーリング経験を積む、などなど。 こんなにあると本当に日本一周なんてできるのか不安になってくる。 でも大丈夫、千里の道もまず一歩。 少しずつ計画的に進めていけばできるような気になってくるもんです。 やらなければならないたくさんの中でもとっこりが最も重要視しているのが 「訪れたいところのピックアップ」である。 とっこりがそうだったけど日本一周すると決めたときは、自転車で走ってとにかく走って日本一周することしか頭になかった。 走ってキャンプして走ってキャンプして・・・その繰り返しで日本一周できるだろうと。 もちろんできるよ。 でも日本一周だけを目的にしてしまうと途中で飽きてしまうんです。 一週間のツーリングとはわけが違います。 せっかく社会の枠を外れてでかいことをやってやろう!とか思っているんだったら、たくさんのことを日本一周に求めてみてはどうですか? たとえば我々の場合、有機農業に興味がわいてきて旅の途中にWWOOFという制度を利用して農家を訪ねました。 ただし旅の途中でWWOOFを知ったため九州で2カ所訪ねただけでした。 旅に出る前に知っていれば東北とか北海道でも・・・と考えたりもします。 もうひとつ、これも旅の途中ですがNGO(国際協力ボランティア団体)に興味を持ってしまい実態を知りたかったので、とある団体にアポイントを取って訪れました。 そこがすごく印象のよかったこともあり最初からNGOに興味があれば・・・と今は思っています。 全国にある観光地を訪ねて歩く旅はもちろん楽しい。 でもそれだけじゃなくて自分の興味のある分野についても旅に絡ませていくとすごいことになる気がする。 感銘を受けた本の著者を訪ねてみる。 全国にある城を見て回る。 サーフィンボードを持って最高の波を求めて巡る。 各地の郷土料理を食べ尽くす。 歴史・文化を知る。 総理大臣にもの申す。 観光情報は本屋に行けばすぐにでも手に入るけど、それ以外のことは地道に調べていく必要がある。 これでもか!!ってくらい情報を集めておこう。 いろんなことに興味を持とう。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
親の説得 |
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日本一周を実行するにあたっておそらく一番の問題は親の説得だろう。 世の中には理解のある親もいて、温かく送り出してくれることもあるだろうけど、たいがいは反対されることだろう。 子供の健康や安全を願うのが親だとするなら、自転車で長期旅行するなんて心配でたまらないだろう。 安定を願うのも親だ。大学→就職というレールを歩いてきた子供の歩みは、今の不況時代を思えば親にとって喜ばしいことなのだろう。それを自ら破棄するのはどういうことだと立腹するのも無理はない。 しかしだ、それが一体どれほどのものだというのだ。親の人生ではない、自分の人生なのだ。 親の反対を押し切って、説得できないようでは日本一周の決意はその程度のものでしかないということだ。 一度きりの人生を楽しもう。 きっとわかってくれる。 ちなみにとっこりの場合、日本一周のことを両親に話す前に会社の上司に話していた。 会社の説得と親の説得を比較したら会社のほうがまず理解してくれるような気がしたからだ。 説得の難しいほうは後回しにして、辞表を出して後戻りできない状況をつくってから話を進めたというわけ。 この作戦、いちおうはうまくいった。でもあとから考えてみるとどっちが先でも関係なかったようだ。 ただ両方同時だったらどうなっていたかわからない。 片方を説得するだけでも相当なエネルギーがいるからです。 事は慎重に、そして計画的に。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
退職と休学 |
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半年以上かけて日本一周するなら、退職か休学を余儀なくされる。 このへんに人生がかかってくるのだ。 自分にはわからないが、休学して一年間旅をするのは就職活動にはひびいてくるのだろうか。 留年するよりはよっぽどいいのかもしれないな。 社会人はどうか。 就職活動で10社、20社それ以上をまわって苦労して入社した者にとって会社を辞めるというのは大変なことだろう。 親の期待やら世間体やらプライドやらが両肩にのしかかって思うように身動きがとれないのが普通じゃないだろうか。 3年、5年、10年と長く勤めればそれだけしがらみも増えてきて、結婚して子供なんてできちゃった日にゃ〜ますます身動きがとれない。 けどやりたいことを押し殺してまで会社にしがみつくのが自分にとって有益なのかどうか、考えてほしい。 それで会社をとるならここでは何も言わない。本人が決めたことだ。 やりたいことができる時代、今はそんな時代ですよ。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
料理の腕 |
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旅人全般に言えることだが、自炊を中心に生活しているとどうしても栄養が偏ってしまう。 めんどくさいからといって麺類に頼ることが多くなってくるし、ちゃんと作ろうと思っても一人(もしくは二人)では多くの食材を仕入れることができない。 金銭的に苦しくないのなら外食・弁当・・・・でいいと思うけど、たいてい自炊することになると思う。 いつも同じような献立、そんな食生活で旅を楽しめるだろうか。 やっぱり食事は旅の楽しみの一つであってほしいと思う。 そのためにぜひ、簡単でもいいからみそ汁や炒め物ができた方がイイと思う。 夕日を見ながら自分で作ったご飯とみそ汁を頂く・・・サイコーッスよ。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
資金 |
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日本一周するのに果たしてどれくらいお金が必要なのか、これははっきり言ってやってみないとわからない。 参考までに、一日あたりの生活費がどのくらいか出してみよう。 我々の旅は16ヶ月で約120万円。 フェリーなど移動にかかる交通費を除くと約100万円。 ここから算出される一ヶ月あたりの生活費は二人で約6万円である。 単純に2で割って一人の一ヶ月あたりの生活費が3万円というわけにはいかないかもしれないけど、目安としてはだいたいそんなもんです。 一日1000円〜1500円。これくらいが妥当じゃないでしょうか。これ以上だとけっこうリッチな旅行になるでしょうし、これ以下だとかなり切りつめたシビアな旅行になってしまうかも。 たとえば、昼と夜に500円の弁当を買って食べたとして1000円。 朝は適当にパンでもかじって200円。 博物館とか資料館とか、温泉とか行くとあっという間に1000円が飛んでいく。 ハイこれですでに2200円。 もちろん昼と夜に弁当ばっかりじゃなくて自炊でインスタントラーメンなんて日もあるだろうし、博物館や資料館だって毎日行くわけじゃないし、温泉だって公衆浴場や銭湯ならそんなに高くない。 一日1000円で収まるときもあるってことだ。 こうやって考えていくと1ヶ月の生活費、1年の生活費が見えてくる。 旅の途中で金欠になったっていいじゃない、アルバイトすれば? ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
一人か二人か |
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基本は一人だと思う。 カップルでというのはギリギリのラインで、同性で長期旅行というのははっきりいってお勧めできない。きっと途中で別行動になると思う。 一人旅だと・・・ 自由。←これに尽きる! 全ての行動に責任が伴う。 マイペースで旅ができる。 食生活が質素になりやすい。めんどうくさくて麺類やインスタントばかり。 さみしい。 ひげを剃らなくなってしまう。容姿がホームレスに似てくる。 二人旅だと・・・ けっこう堂々とできる。試食もラクショー 感動を共有できる。 行動が制約される。行きたいところが制限される。 二人の考え方・視点でモノを見ることができる。 自炊(食材調達)がしやすい。 責任が分散するから行動が他人任せになる可能性がある。 どちらがいいかはその人の考え方次第ですね。 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
装備をそろえる |
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快適な旅を求めるあまりに、あれもこれもと荷物を増やしてしまうのは考えものだ。 重量が増えれば走りがのろくなってしまうからだ。 荷物は最低限にとどめておきたい。 けれども何が本当に必要なのかは旅に出てみないと分からないもんだ。 だからとりあえず必要だと思ったら持っていけばいい。 いらなければ宅配便で送り返せばいいじゃない。 足りなくて買いたすよりはずっといい。 参考までにとっこり&たこべーの装備一覧とその評価を載せておきます。 【とっこりの装備一覧】 【たこべーの装備一覧】 ページの先頭へ | 情報編の目次へ |
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