タイトル
HOME > 日本一周の記録編 > 実現 > 統計・考察 > 旅のこだわり

人それぞれに旅のスタイルがある。
1日に100km走ることを目的とする人。
宿泊施設には絶対泊まらない野宿派。
雨だろうが台風だろうが走り続ける修行者のような人。
ここでは、とっこり&たこべーの旅のスタイル、つまりこんなことにこだわって旅をしていたんだという事柄を紹介しよう。


一.コンビニで買い物をしない
いつでもどこでも24時間のコンビニエンスストアは、旅には欠かせないものかもしれない。
けれどもその便利さゆえに避けたかった。
弁当はおいしくないし、商品は基本的に値引きしない。
日の出・日の入りにあわせての生活、自然の営みにあわせて生きていく自転車旅行では、24時間営業のメリットは少なかった。


一.飲み物は水、お茶、そして牛乳
1日に飲む水の量はハンパじゃないので、基本的に飲み物は買わない。
唯一、2人が大好きな牛乳だけはお金を出して買っていたが・・・。
ポカリスエットなどの清涼飲料水は飲めば飲むほどのどが渇くのでなるべく飲まないようにしていた。
だいたいお茶か水を常飲していたが、お茶は毎晩でっかい鍋で3〜4Lくらい沸かしていた。
金銭的に節約したかったというのがその理由だが、牛乳を買うくらいなら2Lのお茶を買った方が安いという点については黙殺です。


一.公園で得た水は一度沸かしてから飲む
水はだいたい役場や郵便局や公園で汲んで、それを沸かしてお茶を作ったりする。
面倒なときはもらった水をそのまま飲んだりすることもあるが、公園で汲んだ水だけは必ず一度沸騰させることにしている。
衛生面での配慮だが、あくまで気休め。


一.雨の日はできるだけ走らない
雨の日は視界が悪くて事故に遭う危険性が高くなるので、安全第一のため走らないようにしていた。
そうは言っても雨中走行の記憶が結構ある。
じっとしていられない性格なんだろうね。


一.日焼け対策はしっかりする
たこべーは日焼けすると炎症を起こしてしまうようなデリケートな肌だったので、帽子をかぶってさらにタオルで顔をぐるぐる巻きにするくらい気を使っていた。
肌が露出してたのは目の周りだけ。
おかげでゴール時点でも真っ白でした。
とっこりは別に焼けてもかまわなかったけど、一気に焼けて火傷のようになるのがいやだったので日焼け止めを塗るようにしていた。
肌がひりひりする日はなかったけど、最終的には黒んぼになりました。


一.晴れた日でも屋根のあるところでテントを張る
だだっぴろい草地にぽつっとテントを張ると心がすごく解放される。
砂浜にテントを張ると、繰り返される波の音が子守歌のように聞こえて気持ちいい。
そういう快適さを求めてテントを張ることだってもちろんあるが、それでもやっぱり自転車の旅でのキャンプは生活の一部なんです。
気持ちいいからといって砂浜なんかにテントを張ると、朝露で濡れてたたむのが大変になってしまう。
太陽光で乾かしていると朝の一番気持ちのいい時間帯に走れなくなってしまう。
すばやく撤収して走行を楽しむには犠牲にしなければならないこともある。
だから我々は屋根のあるところでテントを張った。
次の日の朝早くから気持ちよく走るために・・・。


一.洗濯物は走って乾かす
洗濯は公園の水場でじゃぶじゃぶすることもあるけど基本的にはコインランドリー。
100〜400円くらいあれば汚れを落とすことができる。
ところがそこから乾燥もするとなるとさらに数百円かかってしまうという問題が発生する。
晴れた日だったら外に干しておくだけで乾くのに・・・。
と数百円をケチっていつも自転車に洗濯した服をくくりつけて、走って風と太陽に当てることで乾かしていた。
けっこうすぐに乾くんです、これ。
でも交通量の多いところを走るときはやめましょう。
排気ガスで汚れてしまいます。


一.行きたいところに行く
一度は行ってみたいところなのに標高が高くて大変だからやめよう。
そんな考えでルートを選ぶことは避けた。
あとで後悔したくなかったからだ。
だから標高が1000mを超えることも多々あったし、ルートが西へ東へとうねうねすることも多かった。
大事なことは、後で行けばイイやなんて考えないこと。
今行かないでいつ行くの?と自分に常に問いかけよう。


一.人の親切はありがたくいただく
がんばって〜と車の中から手を振ってくれる人
食べて〜と言ってお菓子やジュースをくれる人
ま、ま、どうぞ、と言ってお茶に招待してくれる人
たいしたことできんよ、と言いいながらも泊めてくれる人
いろんな人にたくさんの親切を頂いた。
そしてわかったことは、遠慮しないほうがいいということ。
親切をする側もされる側もいい気分でいられるのは、差し出された親切をありがたく頂戴したときだと思うからだ。
もらう側はもちろんうれしいし、あげる側だって人の役に立てたという満足感がある。
両者が幸せになれるのに断る理由なんてない。
人からの親切はどんどんもらおう、遠慮はいらない。


一.笑顔であいさつ
最後に書いているがこれが一番大切。
笑顔は自分を幸せにするし、周りも幸せにする。
つらくても悲しくても苦しくても、うそでもいいから笑顔を続けたら、きっとそのうち心の底から笑えるようになる。
笑顔にはそれだけの力がある。
出会いの多い旅では笑顔は欠かせない。
すれ違う人ににこっと微笑んで「こんにちは」と言ってみよう。
都会でも田舎でも、若者は別にしてほとんどの人は「こんにちは」を返してくれる。
そこから会話が始まることもある。
旅に限らず笑顔とあいさつは欠かせない。













動機 | 旅に向けて | 計画 | 実現 | Q&A






100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!