199日目
2002年11月4日(月)
【天気】晴れ
【記録者】とっこり
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「ついにダウン!」
朝方、目が覚めたときなんだか息苦しかった。
多分熱がでたのだろう。
昨日の夕方くらいから体のだるさを感じていて、寝る頃にはすでに息苦しかったのだが、テントといえども一晩寝ればよくなるだろうと思っていたのだ。
だがそれは甘かった。
昨日の夜よりも確実に悪くなっている。
時計をみると午前4時。
あと1時間は寝られるな、それで少しはよくなれよ・・・。
目覚ましが鳴る。
状況は変わらず。
これでは動けそうにないと判断して今日はここでゆっくりすることにしよう。
幸いにして橋の下、一日中テントを張っていても文句は言われまい。
あーーー苦しい。
たこべーは必死に看病してくれているが、その甲斐なく苦しい。
体温計をみる。
37.4度。
安倍川橋
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あれ?そんだけ?
こんなに苦しいのにその体温は変だな〜。・・・ま、いいか。
しばらくごろごろする。
少しは良くなってほしかったが逆にドンドンつらくなってくる。
このままテントで寝ていても直らないかもしれない。
そう思ってたこべーには宿を探しに行ってもらった。
すぐ目の前にあるビジネスホテルはツインで10000円、高い。
テントの外から少年達の声が聞こえてくる。
昨日に続いて今日もサッカー大会のようだ。まあがんばってくれ。
それにしても風が強い。
橋の下ということもあるだろうが、これだけ強いとテントがもたない。
数日前に橋の下でテント崩壊の目にあっているからなおさら風には敏感になる。
またポールが折れてしまいそうな状況に耐えられなくて、くたばっている体にムチ打って撤収を始めた。
朗報なく戻ってきたたこべーと一緒にテントをたたむ。
いつものように荷物をテントから出すと風でテントが飛ばされてしまうから、先にテントからポールを抜いてそれから荷物を出す。
あーだるい。
それにしても風が強い。
砂ぼこりで前が見えないくらい。
よくそんな状況でサッカーしてるな〜〜と感心してしまう。
ビジネスホテルにて
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公衆電話からビジネスホテルへ片っ端から電話してみる。
できるだけ安いところ。
何軒か当たってようやくツインで8000円のロイヤルホテル(名前は高そう)を見つけてそこに決めた。
よたよた、ふらふら危なっかしい運転でなんとかホテルまで移動し、倒れ込むようにベッドに横たわる。
これで明日までなんとか熱を下げたい。
最近寒さがきつくなってきている。
このままのペースでいくと九州に着く頃には12月だ。
沖縄には一体いつになったら着くのだろうか。
今の装備では12月どころか11月下旬すらあやうい、寒さに耐えられない。
もうすぐスタート地点である愛知県だ。
いったん家で冬を越すという案も検討しなければならない気がする、熱が出て考え方が弱気になっているとっこりである。
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