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日付 宿泊地:走行距離:総走行距離:天気:
移動ルート
青文字=>とっこり赤文字=>たこべー



07/01 愛媛県上浦町:走行00.0km:Total 12259km:雨:
移動なし

一日中雨。こんな日は動かない。旅の目的のひとつに景色を楽しむことがあり、雨の日に走るということはせっかくの景色を放棄することになると考えているから、なるべく待機することにしている。動かずに待つ、ひたすら耐えるのも意外につらいのよ。

昨日会ったお遍路おじさんは、「人生には雨の日のようにつらいこともあるから自分は雨から逃げないで走るのだ」と言って、どしゃぶりの中を出発した。旅を人生修業ととらえた考え方だ。

旅にはいろんな目的があって、100人いれば100通りの旅がある。それでいいじゃないか。我々は自分達の旅をするだけだ。



朝からドシャブリの雨、休養日。こんな日に走ったら風邪をひきそうだ。焦らず、急がず!

1日中、雨は止まなかった。じっとしているのも楽ではない!




07/02 愛媛県北条市:走行67.7km:Total 12327km:晴れ:
大三島→伯方島→大島→今治市→北条市

今日は二人の自転車日本一周人に出会った。

ひとりは過去の経験者で、3年かけてじっくりと回っている。旅のおもしろさは人との出会いだと言う、我々の旅に近いタイプだ。

もうひとりは現在進行中で、あと四国を残すのみというところまできている。彼は1日150km〜280km走るらしく、まだ3ヵ月も経っていない。
とにかく日本一周するのが目的で観光もしないでひたすら走る。
四国を1週間程で回る予定だと言っていたが、参考までに我々は1ヵ月はかける予定です。

数日前に出会った63歳の日本一周人も自分達も含めてそれぞれに、旅のスタイルがあって旅の目的がある。同じように自転車の旅ではあるのに、ペースも違えば走るコースも様々、旅に求めるものもそれぞれでおもしろい。
他の人の旅のよさを吸収しながらさらに充実した旅にしていきたいと思う。
いや、ほんとに。



昨日雨でじっと辛抱した甲斐あり、晴天で暑い。早く動きたくてウズウズするが、しまった、つかまった!
昔、日本一周したことのある37歳の男の人。1人でずっとしゃべっていた。
しかし、世の中いろいろな人がいる。ある意味刺激になる。

今日は、人と話す日。今度は、広島からきた日本一周のチャリダーと出会う。
海岸線をメインで、走りが目的の人。私達とは全く違うスタイル。

時間をかけじっくり見る方が私は好きだ。そのほうが多くの人と触れ合い、多く心に残る気がする。要は、人それぞれの目的にあわせればいいのだ。




07/03 愛媛県松山市:走行23.7km:Total 12351km:くもり時々雨:
北条市→松山市

ボッ、ボッ、・・・ボボッ
午前3時半ころ、テントを雨粒がたたく音で目が覚めた。雨は降らないと思って屋根のないところに張ってたのがまずかった。このまま濡らすわけにもいかず、急いで移動することに。
中の荷物をテントから出して、テントを屋根のあるところへ持ち上げて移動、出してある荷物をまたテント内に運び込む。

なんでこんな時間にドタバタしてるんだ?

と我に帰るひまもなく移動を完了して再度就寝。は〜疲れた。

今日、たまっていたデジカメのデータをCDに落とした。だいたい1ヵ月で500枚くらい撮るから、現像代を考えると35mmフィルムでなくてよかったと思う。

ん?撮りすぎか?



小雨は降るがいけそうだ。松山市の道後温泉へ。
そう、日本最古の温泉。大きな建物で立派である。中へ入るとお風呂が、中央に大きくある。それよりか扉を開けた瞬間の人のおおさには、びっくりたまげた。思わず1歩後退りしてしまうほど。人が多すぎるのも考えもの。
温泉入れて幸せ、スッキリ!




07/04 愛媛県西条市:走行63.6km:Total 12414km:くもり:
松山市→重信町→西条市

朝早くに、重信町の農産物直売所を見つけて寄る。いや〜直売所は久しぶりだ。
あふれんばかりの人だかりに納得できる値段の野菜やらくだものやらがわんさかあって、どれを買おうか悩んでしまう。
結局、たまねぎ(小)20個100円、トマト、乾燥しいたけ、じゃがいも(小)20個100円を買った。重い!

国道11号は交通量が多いから利用したくなかったが、他に適当な道がなくて国道を走る。は〜つらい。

西条市には湧き水あり。これを汲んで明日からの石鎚山行きの力にしよう。うまい水はパワーがでる・・・気がする。



とんでもない!お遍路さんの四国をなめていた。
どこでも泊まれると安心しきっていたが甘かった。都会は、警備が厳しく寝床が見つからず。めぼしをつけていた所は先客有り。

雨も降りだし博物館の軒先に逃げ込む、こんな所で寝れるはずもないと思いつつ一晩を越す。

明るくなるのがこれほど待ち遠しいのは、この旅始まって以来だ!夜は、長い。




07/05 高知県本川村:走行24.9km:Total 12439km:くもり時々晴れ:
西条市→本川村

国道194号から瓶ヶ森林道を通って石鎚山に向かうための第一日目、まずは標高を750mほどまで上げる。
寒風山トンネルは全長5400mで、愛媛県側からだとずっと登り勾配。これはきつい!

今日は無理せず、ちょっと下って「道の駅木の香」で終了。明日は標高を一気に1700mまで上げる。
あくまで予定だが。



今日も天気に悩まされる。峠なのに山は雲に覆われる。
走りだすが、宿が難点。5キロのトンネルを越え道の駅をめざすか、そのまま進み1000メートルの標高をめざすか。迷った結論は前者。明日の雨の予報と宿の安心をとった。

終わってみれば1日中晴れ。もったいなかった気がしたが、体がダルイ!
決断は、いつも頭が痛い。




07/06 愛媛県西条市:走行39.8km:Total 12479km:くもり時々雨:
道の駅木の香→旧国道194号→瓶ヶ森林道→石鎚山登山口土小屋

旧国道から瓶ヶ森林道へ。
朝飯をしっかり食べたおかげか標高1500mまでは順調。きつい箇所もあったがなんなく乗り切った。

最高点1700mを過ぎて下っている辺りで雨が降ってきた。雲のなかに突入。

10m先が見えない・・・ん?建物・・・山荘か!

雨宿りさせてもらおうと目の前まで来たところで豪雨。一瞬にしてびしょぬれだ。
軒下にちゃりを置いて玄関で休憩させてもらい、ウトウトしていると雨は止んだ。
なんかスコールみたい(スコールは沖縄の西表島版を体験済み)。

なんとか無事に石鎚山登山口に到着。明日は登山だ!



明日、石鎚山に登山に行くため、1700メートルの林道を通る。そう、この旅始まって以来最高地。本当は、通りたくないが行くしかない。
がんばって登った甲斐あり、山並みが美しい。日本は山国だと実感するにはもってこいの場所。
山の稜線上をひた走るのは、なかなかよいものだ!すがすがしい!やはり山に見所が多いのだ!




07/07 愛媛県美川村:走行47.2km:Total 12526km:くもりのち晴れ:
石鎚山登山、土小屋→石鎚スカイライン→面河渓→美川村

日本100名山の石鎚山へ。ちょうど山開きということで石鎚本教の信者が白装束で大挙、登山客の9割以上が白装束だった。その異様な光景には寒気が走り、宗教に無関心な日本人が多いことを疑わせる。

登山中、信者とすれちがうごとに
お登りさんで〜
とあいさつされる。山の挨拶というと「こんにちは」とか「がんばって」とかが一般的だが、ここは独特だ。
ちなみに下りのときには「お下りさんで〜」と声をかけられる。

道は全般的に易しいが、最後の鎖場はかなり危険。垂直に近い(おおげさ)岩壁を鎖につかまりながらよじ登っていく。
ナンマイダ〜ナンマイダ〜
と唱えながら登る人がたくさんいて血の気が引く思いだが、それくらい険しいところなのだ。ナームー。

一歩一歩手足をすすめて確実に上をめざす。長い時間が過ぎて鎖の終わりが見えた。
無事登頂!
頂上は白の集団でうめ尽くされ、肩身の狭い我々は感動もそこそこにして早々に退散した。なんなんだ、この山は!



西日本最高峰の石鎚山に挑戦。この日は風が強くあいにくの天気。
登りは、途中までは歩きやすい。しかし、残り1キロでの鎖は命懸け。急な岩壁を鎖をたよりに昇るのは、かなりスリリング。足を離しても手をはなすな!

せっかく苦労して登ったのに頂上からの視界ゼロ。無念。さすが霊山、そして山開きの最中、白服の信者多くびっくりの山。なおかつ、小さな虫多くて、たいへんだ!




07/08 愛媛県内子町:走行43.8km:Total 12570km:晴れ時々くもり:
美川村→小田町→内子町

今日のルート、八十八ヶ所霊場の43番目と44番目をつなぐ道だったため、何人ものお遍路さんとすれちがった。
こんなにもいるのかとびっくりするくらいで、弘法大師の偉大さを感じた日だった。

その反面、他人のやったことを辿るだけではたいした成果は得られないと、どうせやるなら誰もやったことのないことに挑戦すべきじゃないかと思ってしまう。

お遍路はすごく大変だろうけど、日本人が得意とする「右へならえ」の精神から抜けきってない気がして残念だ。



やばい!!顔や目の上がパンパンだ。
そう、昨日の登山で小さな、原因不明の虫にさされ、毒が顔中回ったようだ。いかん!!
時間とともに、両目まぶたが今にも閉じそうだ。あまりの体のだるさ、パンパンにはれた顔に見兼ね、病院へ駆け込む。

またしても私。歯を抜いて以来4回目の県外の病院です。
いつも病院に来ると心が病む。
家が恋しくなる。
注射を打たれめまいがする。ここまで体を痛めて旅をするのがよいのか、心に問い掛けたい!

夜になっても顔はパンパン。早く治ってと願うのみ。元気が一番と身に染みる!




07/09 愛媛県大洲市:走行18.6km:Total 12589km:晴れ:
内子町→大洲市

泊まっていた道の駅の農産物直売所で桃を購入。小さいながらも25個で500円(!)という驚きの価格だ。
さっそく食べてみると味はそれほど甘くないが、まあまあ桃を食べた気にはなる。質より量を求めてしまうのが我々の食に関するモットーのようだ。

大洲市の直売所でもそのモットーがまた発揮された。ここではスイカをまるごと一個買ったのだが、スーパーで買うと700〜800円くらいするサイズのものがなんと200円
形が悪いからその値段になるのだけど味は申し分ナシ!スプーンでほじくって腹いっぱい食べた。
サイコー!

ここしばらく山岳地帯にいたせいか食生活が貧しくなっていて、その反動で今日はくだものを食べまくった。デザートがあるとすんごい幸せな気分になり、食生活が充実しているように感じるのは気のせいではあるまい。

ところで今日はやけに走行距離が短い。晴れなのに。
いや、暑くてさぁ・・・。



まさか!とんでもないことが起きた。銀歯がとれたのだ!前回も旅の途中で福島県で、はめてもらった銀歯と同じ。またかぁ!
昨日の今日でダブルパンチで気持ちがめいる。立て続けにトラブル発生だ。

何かを暗示しているかのようだ!旅を終えろというかのごとく。

なんとか銀歯は歯医者ではめてもらったが気持ちはすっきりせず、休養日にした。顔のはれが落ち着くまで、気持ちをどっしり構えよう。




07/10 愛媛県日吉村:走行43.5km:Total 12632km:晴れ時々くもり:
大洲市→国道197号→日吉村

暑い。それにしても暑い。
走っていると頭がくらくらしてボーーッとしてくる。たまらず日陰で休憩するが、日陰でも暑さを感じてしまいじっとしていても汗が噴き出す。
これからの季節、はたして大丈夫なのか?耐えられるのか?

旅に出るまでの、いままでの生活がいかに文明に頼っていたかがよくわかる。暑くなればエアコンのスイッチをつける。つらいことからは簡単に逃げられた。
このままではいかん、旅での夏の暑さは自分の精神的な弱さを克服するチャンスだと思って生きてみようか。

といいながら日中はあまり走らず。暑さに耐えるのもいいけど健康第一、倒れてからでは遅いのだ。



顔は、まだパンパン。毒が回っている。
おでこから、ほっぺたへ落ちてきた。早く元の顔に戻ってほしい!

今日も、無理せず走行距離を短くして調整。
照りつける太陽が痛い。暑くて息苦しい。これほど暑くなるとは思わずバテバテ、短い距離でもつらい。暑い時に走るのは、体力消耗し危険だ。
生活を変えていく必要があると学ぶ。




07/11 高知県檮原町:走行21.6km:Total 12654km:晴れのちくもり夜は雨:
日吉村→檮原町

檮原町にて、坂本龍馬や吉村虎太郎らが脱藩したときの道を少し歩いてみる。

明治維新のころの若者には愛国心や高い志、探求心や行動力があった。自分を含めて現代の若者に、維新の志士らの十分の一でもパワーがあるかと考えると情けないが到底及ばないような気がするのだ。
国を変えてやろうというほどの志はなくていい、せめて自分の信じる道をまっしぐらに走れるだけの力が欲しい。
いや、手に入れてやる!

なんて考えてみたりして。日本一周してると自己変革を考えることが多くなります。



目もパッチリし4日ぶりにコンタクトがはめれるようになった。顔もだいぶ落ち着いてきた。

いよいよ高知県入り。檮原町へ。ここは、とってものんびりしていて落ち着く所。町中にある神幸橋は、珍しい屋根付きの橋だ。木のぬくもりと涼しいのがたまらん。いつまでもここへいたいと思う場所。

道の駅ゆすはらには、茶堂という、わらの小さな家がある。お寺を小さくしたイメージだ。風車と風鈴もあり、心を落ち着けるには最適の場所。何も考えず、くつろげるというのは幸せ!
このような場所が、いっぱいあるといいのになぁ。




07/12 高知県大正町:走行54.4km:Total 12708km:朝まで雨、日中はくもり時々雨、夜は雨:
檮原町→県道26号→国道439号→大正町

朝まで雨が降りつづいたが、9時には止んだため出発。
檮原川に沿って走る県道26号と国道439号は交通量がほとんどなくて快適。しかも道は細く、木々が覆いかぶさって緑のトンネルを走っているような感じがたまらなくグー。

晴れたかと思うとしばらくして雨が降ったりして走りづらい一日ではあったが、やはり景色がよいと気分が違う。
ちゃりは景色を楽しんでナンボじゃろが!ってとこかな。



久々の大雨。晴天続きだったので梅雨明けしたのかと思っていたが、甘かった。今週は、ぐずつくようだ。がまんの週になりそう。

えっ、これが国道!?
車がすれ違えないような細い道。心の中で本当にこの道であっているのかと何度思ったことか。
よく言えば、自然いっぱいでのんびりしていて落ち着く。いいところではあるが、あんなに道の細い国道が存在していたのには、びっくりした。自転車にとっては車も少なく気持ち良く走れてよかった。




07/13 高知県中村市:走行76.6km:Total 12785km:くもりのち雨:
大正町→四万十川→中村市

かの有名な四万十川を下る。下るといってもカヌーではない、川に沿って延びている国道を走るだけだ。
最後の清流といっても雨が降ったあとは濁るようで、なんてことはない普通の川だ。

川に沿って走っていても町らしい町はなく、川を汚す原因である人間があまり住んでないから四万十川は清流と呼ばれるのだということが分かっただけでも川下りをした価値があったと思う。



清流と言われる四万十川へ。確かにキレイ。でも、イメージを大きく膨らましすぎた。当たり前だが、川は川だ。
四万十川といえば沈下橋だ。川の水面すれすれのコンクリートの橋。ガードレールは、もちろんない。回りの山並みと橋がマッチしていた。

 さすがに長い距離を川沿いに下ると飽きてくる。いくら四万十川と言えども川でしかないのだ!十分満足できた。




07/14 高知県大月町:走行41.8km:Total 12827km:くもり時々晴れ:
中村市→宿毛市→大月町

今日、阪神大震災クラスの激震があった。といっても地面が揺れたわけではなく、我々二人の心が揺れたのだ。

旅を続けるかどうか

という大問題だ。
原因は二人のお互いへのイライラ。毎日のように些細なことでケンカして、積もり積もったのが今日爆発したのだ。たいしたことないと思うなかれ。楽しいはずの旅なのに最近は毎日テンションが低くて、旅を二人で続けていく自信がなくなりかけているのだ。
ここにきて旅最大のピンチである。

じっくりと話し合って、あと少しなんだから日本一周をやりとげようということで一旦は落ち着いた。だが根本の原因であるイライラがなくなったわけではなく、不安定な日々が続くだろうと思われる。



旅先で迎える2回目の誕生日。年をとるのは早いものだ。

誕生日にして旅の危機が訪れた。長い間いっしょに旅を続けてきた2人が衝突。
お互いに気にしていないようで、どうしても目がいってしまうというのはある。
自分自身がしっかりしていないのを相手に八つ当り。ひどい話だ!当分、悩みそうだ!




07/15 高知県大方町:走行81.0km:Total 12908km:くもり時々小雨:
大月町→竜串→土佐清水市→入野海岸

午前中は土佐清水市へ向けて走る。竜串を見たがイマイチぴんとこなかったなぁ。

小雨が降り続くため東屋のある公園でラーメンを作る。ちなみに具は卵4個と米茄子1本でとんこつ味。作っていると野良猫がどこからともなく4匹も現れて近くに座ったまま動かない。
じーーっとこちらを見つめて時々「にゃーー」と甘い声をだす。
こ、こいつら人様からえさをもらう方法知ってるぞ!
そんな猫には世の中の厳しさを教えてやらねばなるまい。甘える猫を無視してできたラーメンをおいしそうに食べてみた。
猫はじっとしている。
・・・結局全部自分達で食べてしまった。かたずけているときも近くにいるのがどうにも心苦しくて、生ゴミになるよりはと茄子の皮をあげることにした。

ぽいっ、そら食べな・・・(クンクン)・・・あっ逃げた!

茄子は嫌いなんだろうか。



なんとなく昨日の今日で、胸がチクチク痛む。ストレス?

かつおのたたきの発祥地、土佐清水市へ。市場へいっても高い。カツオを食べれるかという思いは消えた。
やはり、なんでも旬でないとおいしさと安さでは、かなわない。旬が一番!




07/16 高知県須崎市:走行69.5km:Total 12977km:晴れ:
入野海岸→窪川町→須崎市

須崎市の新名物「鍋焼きラーメン」を食べる。地元の人から情報を得て店を選んで入り、鍋焼きラーメンを注文する。
土鍋に入ってぐつぐつ煮えたラーメンが登場。鍋焼きうどんの麺がラーメンになっただけだと思ったら、どうやらスープにも具にも須崎市だけの決まりがあるようで、その独特の味わいはなかなかいけてるかも。

もし須崎市に寄る機会のある人はぜひ食べてみてほしい、もしかしたらそのうち全国的に有名になるかもよ。



予想もしない峠が一番きつい。すぐ終わるかと思ったら、長い坂、気付くと300メートル近くに登っている。
太陽の日差しが体に突きささる。痛い、息苦しい。気分がめいる。

須崎市という町は、今だかつて聞いたことのない鍋焼きラーメンがある町。うどんは分かるが、気になったので食べてみた。うっ、おいしい。鶏のだしで、器が土鍋、なるほど長い間アツアツを楽しめる。生卵がいい味をだしていた。おいしくて、おもしろい!




07/17 高知県夜須町:走行65.6km:Total 13043km:晴れのちくもり:
須崎市→桂浜→夜須町

昨年8月下旬、北海道旭川市で出会った日本一周チャリダー「さこ」さんと再会。あれからもうすぐ一年になろうとしているのが不思議なくらいだが、彼も我々もいまだに旅しているのがおもしろい。
桂浜の坂本竜馬像で待ち合わせしてしばらく話をしたあと、またそれぞれの旅を続けるために出発。
次に会うときはきっと旅人ではないだろうな、と今秋ゴールをめざしてまだ旅は続く。

それにしても桂浜の竜馬像、あんなにでかいとは思わなかった。



高知と言えば桂浜、坂本竜馬というほど有名。桂浜には竜馬像があるが、かなりのバカでかさにびっくり。桂浜は、浜が広く岩と海が景勝をなす。
さすが観光地、人もいっぱいだ。

今日は、昨年北海道で出会った日本一周のチャリダーと実に、1年ぶりの再会を果たす。懐かしかったが、お互いまだ旅してるのかぁーと思うと少し淋しい気がした。
もうそろそろ終えたいと感じた。




07/18 高知県夜須町:走行0.0km:Total 13043km:雨時々くもり:
移動なし

梅雨で天候が不安定とはいいつつも結構走っている最近。そろそろ休養が欲しいと思ったところへ朝から雨が降って、にんまり顔で今日はゆっくりした。

晴れてる日でも休んだらいいのに・・・とは思うが走れるときに気持ち良く走りたいというのがチャリダーとしての本音かな。



1日中雨。梅雨明け最後の雨だとよいのだが。
毎年梅雨明けが遅くなっているようで、いつ明けるのかとハラハラする。

今日は、久々の終日の休養日。最近、少しでも動き続けていたから、疲れがちょうどピーク。よい骨休めとなった。




07/19 高知県大山町:走行28.0km:Total 13071km:雨時々くもり:
夜須町→安芸市→大山町

くもり空からそのうち小雨が降ってきて、しばらくすると一気にどしゃぶりに。こんな天気が今日は何度も繰り返された。

昼過ぎ、安芸市のふるさと館にて「やきなすアイス」を食べていたらどしゃぶりが始まった。あ〜あ、またか。
なんて思ってたら雨足はどんどん強くなり道路には一瞬にして川ができた。
おまけにカミナリがすごい。ビカッと光ったかと思うと遠くで金色の稲妻が地上に向かって落ちる。一度や二度じゃない、何十回と落ちるのだ。
こんなにまじまじとカミナリを見たのは初めてかもしれんな。
いや〜すごい。天気に振り回された一日だったな。



休養は1日で十分。梅雨前線が停滞し大気の状態が不安定で、雨が降るのは分かってはいるが、3泊も同じ所にいたくないので動いてしまう。

1日中降ったり止んだりの不安定な天気。しかも、小雨がきたとおもったらすぐに豪雨。地面に叩きつける雨、おまけに雷つき。ゴロ、ピカ。激しい音と光の繰り返し。稲妻も何個も見た。
まるで花火をみているようだった。
こんな時に自転車で走って大丈夫なのだろうか?雷には、驚きだ!恐ろしい。




07/20 高知県室戸市:走行55.3km:Total 13126km:晴れのちくもり:
大山町→室戸岬→夫婦岩

室戸岬へ。噂通りただ走るだけのシーサイドラインではあるが、景色を存分に楽しめるからヨシとしよう。

連休の日曜日だけあって室戸岬にはカップルやら家族連れやらがどっさりと遊びにきていた。
それにまじってしばらくのんびりしていたが、岬そのものには思い入れがないためすぐに飽きて出発。それもよかろう。

それにしても今日も大量の歩きお遍路さんに遭遇。彼らに罪はまったくないのに
「いいかげんにしてくれ!もう見たくもねぇ!」
と言いたくなる。なんでこんなにたくさんいるんだろう、歩きお遍路って大変だとは思うけどすごいと思わないのはその数の多さのせいだろうか。



曇り、昼前から昼過ぎにかけ雨の予報。ところが午前中から晴れ間がひろがる。
晴れとるやんけー!
またしてもやられた。おかげで体がバテた。
せっかくのシーサイドラインで平らで走りやすいのに距離がのびない!




07/21 徳島県宍喰町:走行29.9km:Total 13156km:雨のちくもり:
夫婦岩→道の駅宍喰

泊まったところがまずかった。
早朝の雨に叩き起こされてしばらくじっと耐えていたが、小さな東屋では風に流される横殴りの雨は防ぐことはできそうもなくホントはやりたくない雨中走行をした。

結果的には走っていたまさに2時間ほどだけの雨だったのだが、じっとしていても濡れていただろうからまあこれでよかったと思いたい。いやそう思わずにはいられない。



晴れは2日ともたない。今日も雨。いつまで続くの?そろそろ梅雨明けて。
宿泊地が、雨でも走らなくてはいけない場所。できることなら走りたくない。
たとえ少しの距離でも倍に疲れる。カッパで汗ダクダク。これほど服がぬれては風邪をひく。やはり、雨走行はろくなことがない。するものではないと改めて思う。




07/22 徳島県羽ノ浦町:走行65.9km:Total 13222km:晴れのちくもり:
道の駅宍喰→日和佐町→(県道19号)→鷲敷町→→羽ノ浦町

鷲敷町にある大塚製薬の工場見学をする。本来なら1週間前までに予約が必要なところを旅の途中であるという事情を話して当日予約で了承してもらった。
この工場ではカロリーメイトを生産、ラインを見せてもらった。これでカロメに親近感がわいてくるから不思議なもんだ。
いつも思うがラインで作業する人はその単調すぎる仕事につらさを感じないのだろうか。オレにはとてもじゃないが耐えられそうにない。
見学終了後におみやげでカロリーメイトをもらった。工場見学のよさはこのおみやげにかかっていると言っても言い過ぎではない。

HPを見てメールをくれた「たまこ」さんと会見。バイキングで1週間分の食料を腹にためて、楽しいひとときを過ごす。明日からまたがんばって走りますぞ!



今日は、久々に工場見学をすることにした。しかも、大塚製薬のカロリーメイト。かわりだねで、どうやって作るのか分かればいいな。

小高い丘に工場があり、行くまでに一苦労。さて、見学スタート。生地をねり、カットして焼いて冷まして袋詰め、すべてライン作業。家でクッキーを作るのを拡大した感じだ。マンツーマンで説明を受けれたのがよかった。
わざわざ来てよかった。お土産にカロリーメイトがもらえ、うれしい。
食料の足しには、程遠いが。




07/23 徳島県羽ノ浦町:走行0.0km:Total 13222km:くもり時々雨:
移動なし

朝から雨が降っていて動けないため「たまこ」さんの好意で昼頃まで部屋でのんびりさせていただく。思う存分読書ができる貴重な時間だ。

昼には徳島ラーメンを食べにいき、午後になっても天候が安定しないため連泊させてもらうことに。
なんか甘えてばかりで申し訳ない気がしてきたなぁ。明日こそは出発するぞ!



朝アレレ、雨。どうせにわか雨だろうと軽く見ていた。止まない、なぜ?
以前、自転車で日本一周をした、おっちゃんに拾われた。3人で楽しみにしていた徳島ラーメンを食べた。スープは色が濃いが味は意外とあっさりしていた。チャシューが牛肉のバラ肉。味がしみこんでおいしかった。まぁ、普通のラーメンじゃ。

この休養で、よいリフレッシュになった。救われた。さぁ、暑さに負けず明日からがんばろーっと。




07/24 徳島県鴨島町:走行62.4km:Total 13284km:晴れ時々くもり:
羽ノ浦町→徳島空港→吉野川に沿う→江川湧水

ハレルヤ製菓の工場見学、徳島空港は共にたいした試食がなくてがっくし。試食が目的だっただけにショックは大きい。

昼食を自炊しようと日陰を探しながら走っていた。T字の道を右折しようとすると

プップーーー

とクラクションを鳴らされた。なんだ?と思ってまわりを見渡すと、車が来ているのに左右確認しないで道路を横断している自分がいたのだ。
あせった!暑さで頭がやられたのだろうか、いつもはこんなミスしないのに油断というのは恐ろしいものだと冷汗をかいて改めてわかった。

事故だけは避けたいあと少しで日本一周達成のある一日です。

夕方、名水百選のひとつ「江川湧水」を目指して向かい風と戦っていた。頭のなかは
冷たい湧水飲むぞ〜
で埋め尽くされていた。そして到着・・・あれ?飲めないの?湧いてるだけ?あ、そう。
なんか今日はついてない。



スガスガしい朝だ。暑くなる予感。今日のメインイベントお菓子工場見学へ。確かに金長まんじゅうを作る所は見えたけど、どんな味か少しくらい試食させてくれてもいいのになぁ。これじゃあ買えません。

今日は、がっかりが多い。地図に江川の湧き水とある。暑い日には冷たい水をグイッと飲みたい、おいしい水くみたい。その一心で、向かい風の中必死でがんばる。ショック!くめるような所は1つもない。だまされた。ではなく湧き水が、すべてくめると思っていた我々のミスであった。




07/25 徳島県山川町:走行11.2km:Total 13295km:晴れ時々くもり:
江川湧水→さくら診療所

半年ほど前、NGO(非政府組織・・・海外向けボランティア団体というとわかりやすいかな)に興味があって調べていた。数あるNGOのなかでたまたま目にとまったのが
TICO(徳島で国際協力を考える会)
で、そのとき旅の途中に寄って話を聞きたい旨を伝えてあったのだが、8ヵ月を経てやっと今日訪ねることができた。

TICOの活動内容をここで書くつもりはない。それよりもおもしろいのは事務所になっている「さくら診療所」だ。ぜんぜん診療所らしくない地元杉を使った木造建築で、院内がすごく温かくそして落ち着く。
野菜を売っていたり、先生は白衣を着ていなかったり、待合室に図書コーナーがあったり、スタッフに海外青年協力隊の経験者が多数いたり、でっかいソーラーパネルで発電していたり、とにかく変なところ。だけどいいところ。すごく気に入ってしまった。

たくさんの貴重な話を聞けて旅を応援してもらって、ほんとに来てよかったなと思う。
いつかまたここに来るときは、もっと人間が大きくなった自分を連れてきたい。

旅の終盤でまた新たな価値観や人生観を学べたのはうれしい。こんなこと、あのままサラリーマンやってても体験できなかったろーなーと思うとさらにうれしくなる。



NGOを訪問した。ここは診療所の中に事務局がある。診療所に一歩足を踏み入れると、なんとも不思議な世界だった。玄関には野菜の直売、家庭で不要になったものをバザー、木をいっぱいに使った建物。温かい!ぬくもりを感じた。
病院らしくないところが、とっても気に入った。
自分の家の近くに、こんな病院あったらいいな、のびのび働きたいなと思えた。

NGOの話を聞くなかで、外国ももちろん、身近にやれることっていっぱいあるなぁと思った。いらなくなったものを捨てればゴミだが、きっと誰かが必要としているかもしれない。うまいことゴミにならない活用方法ないかしら?
私は、身近に役立つことを探していけたらと思う。

世の中、いろんな人がいることを知った。私なんて、まだまだ甘い。上には上がいる、がんばろう。そんな気持ちになれた。
ここを訪れてよかった。




07/26 香川県香南町:走行47.9km:Total 13343km:晴れ:
さくら診療所→脇町→(国道193号)→道の駅香南楽湯

国道193号で香川県に入る。
県境で記念撮影をして出発しようとしたら、てくてく歩いてきたおじいさんに声をかけられた。
今朝東北で地震があったじゃろ〜から始まってじーさんの戦争体験の話がだらだらと続き、昭和天皇が何度もこの道を通ったんじゃ〜という地元話まで、炎天下のなか一方的にしゃべりまくられた。
山の中だから話し相手も少なかろうとウンウンうなずいて聞いていたが、途中から疲れていやになってきた。

そうはいってもいやな顔はできんしなぁ、話し疲れるのを待つか。
頭がふらふらしてきたころ、じーさんは一通り話して満足したのか笑顔で去っていった。

助かった・・・とても85歳とは思えないパワフルさにはマイッタ。田舎の年寄りは強いわい。



吉野川沿いを北上、川そして、周りにそびえたつ山々がマッチしていて自然をいっぱいに感じることができた。
徳島県最後の観光、脇町のうだつの町並みへ。1本の道の両側に家。隣家との境の二階の壁面にはうだつという火よけ壁、なかなか風情がある。こういう地へくると落ち着く。まちなみ館で、緑茶をいただきホッと一息。

いよいよ香川県入り。坂をゆるやかに時間をかけ登る。急坂できつくなく山越えできてよかった。うどん食べたーい!




07/27 香川県宇多津町:走行44.5km:Total 13388km:くもり時々晴れ:
道の駅香南楽湯→宮武うどん→こんぴらさん→宇多津町

ついに本場のさぬきうどんを食べるときが来た。選んだのは「宮武うどん」。
ふつうの民家なのに一歩店に入るとぎっしりお客さんがいる。まだ9時前なのにだ。席についてしばらくするとうどんが登場。見た感じふつうだ、ねぎしかのってないし。
食う・・・!!!

ぬお〜〜〜〜なんだこのコシは!!

すんごいもっちりしていて噛みごたえがある。これがさぬきうどんなのか。これほどのうまさだとは予想できず、完敗だ。



こんぴらさん、階段が多いくらいしか知らない。せっかくなので登ってみることにした。
自分の中で、がんばるぞ!と、気合いをいれる。参道は驚くべく土産屋が並ぶ、聞いた話によれば80軒くらい。店に気をとられ、階段がどこから始まったか分からなかった。
階段を登っていくと門が見えた。着いた!けっこう楽だったなんて思っていたら、まだ半分も来ていなくて、がっくり!

階段、階段で飽きてきた。結局奥社まで1368段をがんばった。もう階段はこりごり。晴れていて景色がよかった。
ちょっとしたハイキングを味わえた。




07/28 岡山県玉野市:走行47.0km:Total 13435km:晴れのちくもり:
宇多津町→彦江製麺所→がもううどん→たむら→高松市→(フェリー)→玉野市

香川県の楽しみはさぬきうどんに尽きる。このために四国に来たといっても言い過ぎではないのだ。
今日もそのうどんを食う。

まずは「彦江製麺所」。
住宅街に埋もれていて見つけにくいところだ。
8:40の開店にあわせていったらすでにお客さんがいるのには驚いた。
どんぶりに麺を受け取って、つゆを注ぎねぎとしょうがを入れたら完成のかけうどん。いただきます・・んぐっ、うまい!宮武うどんに続きまたもやすごいコシだ。
このうまさ、ただもんじゃねぇ。
セルフなのをいいことに熱いつゆと冷たいつゆの両方いただいた。さいこう。

次は「がもううどん」。
こちらはすでに20人くらいいて青空のもとでうまそうにうどんをすすっていた。
ここもやっぱりセルフ。かき揚げを入れてつゆとねぎ。
外にでて解放感と共にうどんを味わう。
は〜うまい。こりゃいいわい。

3軒目は「たむら」。
やっぱりセルフの店だ。かけうどんのみのシンプルさがよい。
100円にこめられたうまさはまた来たくなるような魅力があって、この辺に住んでいる人が羨ましくなる。

さぬきうどんに満足したらこの幸せな気分のうちに四国をでたくなって、高松からフェリーに乗り込んで本州に渡った。
ここからは出雲へ向かってそのあと山陰を東進するだけだ。



今日は、まちに待ったうどんの食べ歩き。ドキドキ。

まず、彦江製麺所へ。
やはり、本場へ来たからにはセルフで食べたい。
まず、どんぶりを持ち麺1玉と言い、ダシは自分で温かい・冷たいを選んで好きなだけ入れる。
薬味も好きなだけ。
うまーい!
なんというコシの強さ、歯応え十分。小1玉130円でお腹いっぱいになった。
製麺所最高、気に入った。

2軒目は、田園の中にあるがもうという店。
ここでは、麺もつゆも冷えにした。麺を冷たくすると、引き締まるらしい。
すごいコシの強さ、半端でない。ゴムのようでした。
まいった!ここも1玉100円だからありがたい。

店により、麺もダシも微妙に違う。
でもコシの強さは共通している。
安くておいしい、さぬきうどん、いいな香川。毎日でも食べたい、朝からうどん、分かるような気がする。




07/29 岡山県玉野市:走行0.0km:Total 13435km:くもりのち雨:
移動なし

午後から雨。
午前中は動きたいのをこらえて待機するのがつらかったが、休養日だと割り切る。



やっと本州へ戻ってきたのに、今日は、昼前から雨が降る予報。
行くべきか迷ったが、休養日にすることに。
ところが、雨は昼を過ぎても降らないではないか。
しまった!
動けたなと思うとじっとしていられなくなる。
休養すると決めたからには辛抱、辛抱。

旅は終盤、ゆっくり、たまには、立ち止まって考えることも必要なんだと思った。
よい日になった。




07/30 岡山県高梁市:走行66.7km:Total 13502km:晴れ時々くもり:
道の駅みやま公園→吉備路サイクリングロード→高梁市

吉備路サイクリングロードを走る。
田園の中を駆け抜けるすばらしい道に驚き、そして喜ぶ。
そりゃそうでしょ、朝から通勤ラッシュの波にのまれてぐったりしてたとこへ天国のような自転車専用道路。
うれしくないはずがない。
もーもたろさん、もーもたろさん♪ときげんよく歌いながら吉備を走り去るのだった。



日差しが強烈。目がやられた。
チクチク痛む。
サングラスなしでは、夏の日差しには耐えきれないのだろうか?

岡山、倉敷の大都市の間を抜け、備前のサイクリングロードを走った。
田んぼの中を走り、回りは山に囲まれ落ち着く。走っていて、気持ちがよい。
川にいる魚までも、まじまじ見れるのはチャリのよさであろう。

昼からは国道180号を北上する。
自転車で走る身としていわせてもらおう。
国道というのは実に恐ろしい。歩道があるところが少ない。
そして、路肩はないに等しい。
どこをはしれというのやら?
今日は、トラックがスレスレを通り巻き込まれそうになった。ただでさえ、風圧でフラフラするのに、

しっかりよけて!

と叫びたいおもいであった。




07/31 広島県東城町:走行66.7km:Total 13568km:晴れ時々くもり:
高梁市→新見市→東城町

テントを張って泊まっていた高梁市観光駐車場は夏休みのラジオ体操の集合場所だった。
昨日親しくなった近所の子供に誘われて、地元の小学生に混じってラジオ体操することに。
なつかしい。
スタンプカードを首からぶら下げて通ったあのころを思い出しながら、元気よく体操をしたらなんということかハリキリすぎて息が切れた。

体操で息切れ?

実感はなくても体力はじわりじわりと衰えているのだということ知らせてくれた、おもしろい体験だった。

それにしても今日も暑い。
日陰はまだしも日光を浴びているときは頭がくらくらして思考回路が停止、何も考えられなくなる。

カモーン秋!



昨晩、城下町高梁市に泊まる。
ここでは、地元の兄弟らしき子供たちと仲良くなった。
自転車を見るなり、「この自転車、座る所がない」と言うのだ。
いやいや、ちゃんとあるってー。子供には少しサドルが高すぎるかな?
子供は無邪気でおもしろい。

朝6時30分、昨日の子供達といっしょにラジオ体操。実に貴重な体験。
実際に久しぶりにやったら、身体がなんとか覚えていてホッとした。
お盆にあるという松山踊りも体験。少しの時間だったけど、充実し楽しかった。
旅していて、地元の人たちとのふれあいが1番うれしい瞬間かもしれない。






走行状況



















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