タイトル
HOME > 日本一周の記録編 > 実現 > 旅先からの近況
1月| 2月| 3月| 4月| 5月| 6月| 7月| 8月


日付 宿泊地:走行距離:総走行距離:青文字=>とっこり赤文字=>たこべー


06/01 長崎県長崎市:走行44.9km:Total 11200km:
昼食は結の浜マリンパークという所で自炊。餃子を焼いて卵でとじて見たら結構うまかった。久しぶりの会心作にここの地名をとって「結の浜スペシャル」と命名。略して結スペ。昼も自炊してるからあんまり進まないんじゃないのか?という指摘については、弁明の余地もありません。まさしくその通りです。
とはいっても少しずつだけど前進してますよ。ついに(やっと!?)長崎市。

早いもので、6月。そう、梅雨の時期に突入。大丈夫か?と不安はよぎるが、心配してもしょうがない。なるようにしかならないのだから。
あすは、いよいよ大都市長崎市です。


06/02 長崎県長崎市:走行31.1km:Total 11232km:
市内観光。眼鏡橋、オランダ坂と続けてがっかり名所を見たあと、原爆資料館で勉強。それにしてもなんと坂の多いことか、長崎は自転車で来るところじゃないわい。次に来るときには自転車以外の手段にしよう。
長崎市へ。いたるところに坂、これほどまでとは思いもしなかった。チャリでくる街ではない!おまけに、がっかり名所が多くいまいち。
救われたのは、名物長崎チャンポンみため以上にボリュームがあり、とんこつ味でおいしかった。麺が独特、沖縄そばを思い出した。うまかー!


06/03 長崎県大瀬戸町:走行30.8km:Total 11262km:
坂・坂・坂の長崎市を抜けて外海町方面へ。予想以上のアップダウンにくたくた。なんと下りで73km/hを記録、スピードを出しすぎると怒られるからたこべーには内緒にしている。
今日から数日間、大瀬戸町にあるウオフのホストにお世話になります。里山の中腹にあるここの家は静かで落ち着く。いい休養になるな。

期待していたシーサイドラインは曇りで海はいまひとつ。おまけにアップダウンが激しい。坂を登ったと思ったら、また坂。このは三陸海岸並み、晴れて海が輝いていたらまだ救われたのに!
今日から、2度目のウオフ体験です。


06/04 長崎県大瀬戸町:走行0.0km:Total 11262km:
農作業体験。有機農業をするということの意味・実態を体験することができてよかった。除草剤を使わないと野菜が雑草のなかに埋もれるように育つのがおもしろく、農業として従来農業(化学肥料や農薬を使う近代農業)とひとくくりにされてはいるけど全く別のもののように感じられた。
ウオフ体験、いも掘りは小学校以来だ。土を掘り起こしいもを見つける。いもがいっぱいとれると、うれしくてしかたない。収穫の喜びを知った。採った野菜をすぐ食べれるというのはぜいたく。自給自足生活にあこがれを持った。
田舎は静かで落ち着くなぁ!


06/05 長崎県佐世保市:走行39.8km:Total 11302km:
鼻水・くしゃみが止まらん。なんだろう?風邪か?体調はすこぶるよいが...。おまけにしゃっくりも何度となく頻発し、今日はイライラしっぱなしだった。は〜いかんいかん。
もう少し体験していたい気持ちと梅雨に入る前に進まねばという気持ちが交互する。旅人である以上進むのみ。
山越えし、大村湾にでる。さすが日本一の島国長崎。小さな島いっぱい、島国である日本の象徴か?


06/06 長崎県田平町:走行56.0km:Total 11358km:
本土最西端の神崎鼻公園に到着。宗谷岬や佐多岬ほどの感動はないけど、北に向かっていたベクトルがここを境にして東へ向かうことを想うとなんだかワクワクしてくる。ガンバロウという気になる。にもかかわらずこの公園で1時間も昼寝、緊張感が足りん!
長崎市だけが坂の町と思っていたら、長崎県全体が坂多くびっくり。
本土最西端神崎鼻公園へ。北、南そして今日で西を制覇。なんとなく来たなぁと実感でき、うれしい。なぜか旅人の間では先端を制覇したがる。どうしてかしら?


06/07 佐賀県伊万里市:走行60.7km:Total 11419km:
平戸観光。教会と寺院が同時に見える場所があって、行ってみたらなんと寺院は工事中。せっかくの景色がだいなし!
なんだか今日は朝からだるい。疲れがたまってるんだろうか。平戸市で一回、昼食時に松浦市の海浜公園で一回、仮眠をとったがやっぱりだるい。梅雨が近いから、だるくても今のうちに少しでも前進しておきたい。ここはふんばりどころじゃ!

平戸を観光。歴史ある町。久々に心が高鳴る。フランシスコ・ザビエル記念堂へ。教会は静かで、緊張する。
町中は、オランダ商館後をはじめ貿易が盛んだったのがうかがえた。
長崎県終了。坂が多くたいへんな県。島国日本を体験できた。


06/08 佐賀県鎮西町:走行35.5km:Total 11454km:
玄海町の仮屋(かりや)にて漁師さんから一パイのイカをもらう。さばいて刺身にして食べたが、このうまさはただもんじゃねぇ。生きたイカはぷりぷりで、コリコリしていて、あ〜もうなんて言ったらいいのかとにかくうまい!日本一周の始まりが刈谷市という「かりや」つながりに妙なうれしさを感じる。
今日は、アップ・アップ・ダウンの連続で体中に疲れを感じる。
お昼いつものように自炊して食べたら、なんとイカを丸ごと1ぴきいただく。夢にまで見た新鮮なイカを刺身でぜいたくに食べた。透明でコリコリして甘くておいしかった。
こんなにおいしいイカは初めてだ。それくらいおいしかった。幸せ!


06/09 福岡県前原市:走行53.4km:Total 11508km:
呼子の朝市、立神岩、唐津城、虹ノ松原、姉子の泣き砂と今日はたてつづけに観光。なかなかおもしろい一日だった。
唐津市役所に寄って休憩していると、地下に食堂があるという情報を入手。さっそく行ってみた。定食いわゆるランチが400円。食べてみるとなかなかボリュームがあって、コンビニやスーパーで弁当を買うよりも間違いなくお得。こういう観光客が行かないような店、好きだなぁ。

日本三大朝市呼子へ。期待しすぎたためと朝早かったため今いち活気に欠ける。シヨックは隠しきれない。
お昼は唐津市市役所の食堂で定食を。日頃栄養不足で偏った食事の我々にとって多品目の食事はありがたい。学食をはじめ、安くてボリュームの多い食事は幸せを感じる。とにかく自転車をこぐとお腹がすくのだ!


06/10 福岡県志摩町:走行13.9km:Total 11522km:
朝の天気予報では福岡県の今日は雨、降水確率80%。今いる公園は住宅街の真ん中で連泊しにくいため、快適な宿泊地を求めて雨が降ってない朝のうちに移動を開始。ところが昼になっても雨は降らず、雲のすきまから青空さえうかがえる。おや?と思って改めて正午に天気予報を聴くと...
30%。
なんだよ下がってんじゃんか〜。屋根のある寝床を朝から必死に探したのにそりゃないよ。
さらに午後3時ころにはすっきりとした青空、快晴に。今日は予報にしてやられた。

雨が降りそうで降らないはっきりしない天気。こんな日が1番気疲れし、イライラしてしまう。九州は昨日梅雨入り。去年より1日早いそうな。これから、1ヵ月辛抱の日が続く。じっとしていられない性格耐えられるか不安です。

06/11 福岡県福岡市:走行30.2km:Total 11552km:
福岡市内へ。福岡タワー、福岡ドームを見てから長浜へ。海沿いのルートは車はそれなりに多いけど、道路がしっかり整備されているから走りやすかった。特にタワーやドームの周辺はきれい。
長浜でラーメンを食べてから天神へ。色褪せた服ながら非観光客のつもりで地元人に混じって街をぶらぶらする。きれいに溶け込んでるつもりだが、けっこうきたない格好だから浮いたかもしんない。
やっぱり都会は疲れる。自分には田舎があってるかもしれないと、人のあふれた都会にくるといつも思う。

大都市へ行く前は、なぜか緊張する。きっと、人と車の多さに酔ってしまうからだ。
お目当ての長浜ラーメン。元祖にこだわってみた。細麺ととんこつ味がマッチしておいしかった。しかし、人の入れ代わりが激しく人酔いして、食べた感じがしなかった。


06/12 福岡県福岡市:走行0.0km:Total 11552km:
今日は雨のため完全休業日。なんもやる気がせんかった。たまにはこんな日もあるだろう。
久々に休養日。全く動かなかった。疲れがたまっていたのかリフレッシュできた。

06/13 福岡県福岡市:走行19.3km:Total 11571km:
アサヒビール工場を見学する。サッポロもキリンもアサヒも見学する内容は同じで、違うのは工場ごとの見学用施設の豪華さだ。アサヒは初めてだったけど福岡工場はとくにすごいということはなく、少し残念な感じ。
博多駅周辺をうろついてから一杯100円というラーメン屋に行く。少し量が少ないだけで味は悪くない。とても100円とは思えない。7席しかないこじんまりとした店でおばちゃんが一人でがんばっている、雰囲気のよいところ。毎日来てもいいところ。

せっかく福岡市を拠点にできるので、この機会を利用し博多駅周辺を散策。天神駅周辺の方が発展していると知る。それでも地下街を歩くと迷子になりそう。都会は、すべて同じに見えてしまう。
いまどきめずらしい勝龍軒で100円ラーメンを食べた。量は予想よりは少ないが充分。自分で作るより安い、おいしかった。


06/14 福岡県福岡市:走行0.0km:Total 11571km:
梅雨らしく降ったり止んだりのはっきりしない天気だ。昨年は6月下旬には北海道に渡れたから梅雨の影響は少なかった(けど北海道の7、8月は天気が悪かった)が、今年は避けられそうにない。あ〜あ、気が重い。
雨が降ったりやんだりはっきりしない天気。これでは釣りにもいけない。残念だがあきらめた。
自由時間をうまく使いこなせない。あれもこれもしたいとは思うものの、なかなかはかどらない。性格かしら?
これから雨で動けない日が多くなる。自由時間を有効に使う方法を自分なりに見いださねばならぬ。困った!


06/15 福岡県岡垣町:走行59.0km:Total 11630km:
福岡市を抜けて北九州へ向かう。
ツーリング仕様では大都市を走るのはあまりにも大変で、「もう都会には行かねー」と毎回のように決意するのに、やっぱり都会へ踏み入れてしまう。九州の県庁所在地は佐賀市以外は全部通ってるなぁ。自転車を走らせるならやっぱり田舎道やね。都会はつまらん。
旅の交通安全を祈願するため、宗像大社を訪れる。神様の存在を信じているわけではないけど、日本一周が無事に終わるようにと願をかけた。
(※宗像大社は交通安全の神社として古くから参拝されてきた)

4泊お世話になった福岡市をいよいよ再出発。天気がはっきりしない日が多いためここで行くしかない。
都市を抜けるときは、いつも交通量の多さと歩道の段差のひどさに、ぐったりする。ひたすら走る1日。
さつき松原の海岸で海を歩く馬を見た。映画の一場面を見ているようで感動した。しかし、なぜ海に馬がいたのかしら?


06/16 福岡県北九州市:走行56.4km:Total 11686km:
小倉城を見学しつつ、いよいよ九州の玄関、門司港にやってきた。
3/1に鹿児島にやってきてから3カ月半もの長い間、ゆっくりじっくりをモットーに旅を続けて九州を回った。北海道よりも、沖縄よりも、九州はおもしろかった気がする。
残るは中国四国地方。どんなことが起きるのか、わくわくしてくるのぉ。

長い間走った九州もそろそろ終了。本州をめざすためには、交通量の多さは覚悟しなくてはいけないが、国道199号は辛かった。大型車が多いため自転車がフラフラするし排気ガスで喉がやられる。
九州最後の地、北九州の門司。港付近のレトロな町並みが気に入った。なんといっても門司港駅。古くて味がある。都会のような外国みたいな、そんな町。懐かしい思いがした。


06/17 山口県豊浦町:走行36.3km:Total 11723km:
関門海峡人道トンネルをくぐって本州に渡る。県境に引かれた白線を二人でジャンプして越えたが、まわりから冷たい視線を感じても羞恥心なんてない。3000kmに及んだ九州の旅を振り返り、これから始まる中国地方に大きな期待をよせているから他人の目は気にならないのだ。さあ、がんばるぞ!
梅雨前線北上中、そして台風6号沖縄に接近。

天気は怪しいが動く決断。そう、九州とお別れ。本州へ行きたいような、止まっていたいような複雑な気持ちでした。私たちは旅人、進むしか道はない。
ハラハラの関門海峡の人道。自転車ごと地下までエレベイターで降りた。回りが海なんて、とても想像がつかない、ふつうの地下だ。うわさには聞いていたが、県境に白線が引いてあり、おもしろい。
本州入り、やっと来た。長かった。まだ終わりではない、気を引きしめ、これからもがんばろう。
明日、あさってと台風の影響で雨が強まる。防げるだろうか?安物テント、心配だ。


06/18 山口県豊浦町:走行0.0km:Total 11723km:
朝から雨。いや正確には夜中から雨。梅雨前線の北上が原因。こういう日は走らないほうが身のため、ということで図書館で一日勉強。ひたすら読書・読書・睡眠・読書。あ〜疲れた。
夕方には風が強くなってきた。来るなら来い!台風6号!

台風による梅雨前線の活発化により、1日中雨。昨日の時点で100%雨と分かっていたので、どっしり腰を据え休養がとれた。
運よく近くに図書館があり助かった。くつろぎができ、おまけに本が好きなだけ読める。本は、いっぱいありすぎてきりがない。
明日は台風接近、またしても動けないだろう、違う本を読むぞ


06/19 山口県豊浦町:走行0.0km:Total 11723km:
6:00 起床。風は昨日よりずいぶん強くなってきたようだ。
7:00 雨が降りだす。あっという間に暴風・豪雨の台風らしい天気になるが、我々は建物に守られてるから気持ちに余裕がある。カモーン!
9:30 自転車にブルーシートをかぶせてから雨の中を歩いて図書館へ。
12:30 昼食のためスーパーへ外出。朝からの暴風・豪雨は相変わらずで、スーパーに着くころにはびしょびしょ。
14:30 スーパーから出てみると雨が弱くなってる。しばらくすると雲は流れて青空が見えてきた。さらに時間が経つと完全な晴れに!これが台風一過というやつか。
20:00 雨はすっかり止んだが風はおさまる気配なし。自転車のところに戻ることにする。先を歩いていたたこべーが自転車の前まで来て凍り付いたように立ち止まった。顔が少し蒼い。あわてて駆け寄る。
ブ、ブルーシートがない!飛ばされた!よく見ると2台の自転車の隙間にくしゃくしゃにしてはさんである。飛ばされていたのを誰かが拾ってくれたのだろう。ふー驚いた。どなたか知りませんがありがとうございます。

朝から台風の接近に伴い風雨ともに激しさを増す。台風といっても愛知県にいたときは、たいてい夜中に通過して、外に出るわけでもないので、すごさを認識していなかった。
今回実際に体感してみて、風に飛ばされそうになるくらい恐ろしい思いをした。これからが台風シーズン。先が思いやられる。
こういうときは、家の中にいたいものだ。外での生活がいやになる瞬間だ。


06/20 山口県長門市:走行65.5km:Total 11788km:
3泊もした川棚温泉駅を出発して、数日間動けなかったうっぷんを晴らすかのように午前中はひたすら走りまくった。11:00の時点で50km走っている、珍しくハイペースだ。
昼食は海辺で自炊。海を見ながらアツアツのごはんをパクリ、これは最高のぜいたくだ。ついでに日陰でさわやかな風を受けて昼寝。あまりに気持ち良くて1時間以上もあっちの世界にいた。このグータラペースが我々の旅の特徴かもしんないな。
結局一日が終わってみるとなんてことはない、走行距離はいつもと同じ。午前中の勢いはどこへいってしまったんだろう?

台風明け、相当な暑さにバテバテ日陰にいても暑い、30度を越したのではと感じる。
わざわざ寄ってみた長門市湯本温泉、来た甲斐あった。140円の安さ、何よりお湯がヌルッとしていかにも温泉という感じ。ぬるめで長くつかっていられた。オススメの温泉だ!


06/21 山口県萩市:走行49.4km:Total 11838km:
萩への道、国道を避けて県道64号を走るがかなり坂がきつい。反面、海を望む展望、田舎の風景は国道を走っては味わえないから得した気分になる。
この道を走っている途中、二人のホームレスに遭遇。自転車がパンクしたので空気入れを貸してほしいというので貸しはしたが、うまく入らない。ムシがへたってるような気がしたが、おじさんのやることに口出しするつもりはないので黙って見届けることに。結局、自分達でなんとかするというので最後まで見届けずに出発したが、大丈夫だろうか。心配だ。
それにしても一人は大阪から、一人は名古屋から来たらしいが、移動型ホームレスっているんだなぁ。
待ちに待った萩へ到着。吉田松陰をはじめとする維新の志士達に会いたかったのだ。彼らの意志・情熱・実行力を知れば知るほど自分のふがいなさに嫌気がさす。もっともっと成長せねば!と27歳のスタートを機に松陰神社で誓いを立てた。

今日は相方の誕生日。なかなか食事は豪華というわけにはいかない為、ビールで乾杯できてよかった。
いつも迷うが車にせかされて峠を行くか、車の少ない急勾配の県道を行くか。たいてい車の少ない後者になる。今回も急坂だったが、静かで田舎道を走れて気持ち良かった。
萩市へ。城下町もいいが、松陰神社がオススメ。松下塾があり、教科書でなく1人1人に合った教育し、ここから明治維新に活躍した人が多くでた。形式にとらわれない教育受けてみたかったなぁ。


06/22 山口県山口市:走行62.2km:Total 11900km:
秋吉台へ。いくつか峠を越えて森を抜けるとそこには、カルスト台地が広がっていた。阿蘇のような雄大な草原には圧倒されて口をあんぐり、まさかこれほどとは想像もしていなかった!
そして秋芳洞。岩の割れ目から中へ入ると、巨大な空間が!こんなに広いの?百枚皿や黄金柱など見所は数知れず、世界に通用する秋吉ワールドに感動しっぱなし。
けど入場料1200円は高いだろ〜
山口市まで自転車道を快走する。車がいないというのはまことに素晴らしきことなり。あまりに気持ち良くてホケーッと走っていたら、ハンガーノックに陥ってダウン。持っていた食パンをかじって難を逃れたが、危ないところだった。手がプルプルふるえてたもんな〜。

山口県秋吉台へ。スケールがでかい。200メートル〜300メートルに広がるカルスト台地。緑の草原に点々とする石灰岩は、まさに自然の美。どこを見ても迫る山々に感動。自転車は自然と一体になれると感じた日だ。
もうひとつの見所、秋芳洞へ。入場料は1200円と我々にとっては、大きな出費だが価値ある地でした。中へ入ると大きさにびっくり。よくポスターの写真になる百枚皿は感激。棚田のようで見惚れた。一度は、行ってみることをオススメする。


06/23 山口県防府市:走行20.9km:Total 11921km:
いつ雨が降りだすか気にしながら行けるところまで走る。11時ころついに雨が降ってきて、橋の下に避難。ここでテントかな、と腹をくくったがそのうち雨足が強くなってきて橋の下までびしょぬれになってしまった!
やばい、今日はどこで寝よう?
午前中、リョーユーパン工場に直売店が併設されているのを発見して寄ってみた。なんと全ての商品が半額!消費期限間近でもなく検査不良でもない、うれしくなって大量に買い込んでしまった。
さて、今日の宿は...地下歩道。交差点を渡るときにお世話になるあの道だ。雨は完全に防げるから助かるけど、車がうるさいし空気は悪い、防犯カメラまであって気が気ではない。朝よ早くこーい!

いつ雨が降るかも分からない緊張感。降ったらアウト、そんな日であった。
なんとか、防府市に着いたが大粒の雨が降りだす。アウトORセーフ?宿は見つからず。うまいこと雨が防げる場所見つかるといいな。


06/24 山口県下松市:走行47.0km:Total 11968km:
朝になっても雨は降り続ける。駅まで歩いていってそこでウダウダしていたら、9時くらいには雨が上がった。チャンス!出発だ!
12時半頃、それまで問題なく動いていた後ろの変速が突然切り替わらなくなった。なんだ?なにが原因だ?止まって確認するがはっきりとした原因はつかめず、多分手元の操作レバーがあやしいかなと目星を付けるにとどまった。しばらくは前3段変速だけで走るしかないだろう。
いままで24段全てをつかいこなしてたわけじゃないけど、3段はつらいなぁ。四国カルストにこのまま行ったらやばいだろーなー。
でもやばいと思う反面、今までにないスリルを味わえそうでおもしろそうだという、ひねくれ心もあるから不思議なもんだ。

いよいよ梅雨本番。荷物、テント、着ている服までジメジメする。あー、気持ち悪い。
防府市にある阿弥陀寺へ。ここは別名アジサイ寺。梅雨と言えばアジサイ、雨粒がアジサイを引き立てる。満開で花がおもたそうであった。


06/25 山口県岩国市:走行69.8km:Total 12038km:
下松から柳井、そして岩国へ。
柳井市の白壁通りにて...おじさんおばさんに話しかけられて、いつものように受け答えしていた。どこから来たの?いつから走ってるの?どんなルート?etc.ここまでは別に普通、しかしおじさんが不機嫌そうに発したこのあとの一言が頭に強く残ってしまった。
「(日数)かかりすぎじゃないの?」
東京から福岡まで8日間で走った人がいるのに、とのこと。なにちんたら走ってんの!みたいな言い方だったのだ。はっきり言わせてもらおう。その8日間の人はきっと走るのが目的だろうけど、我々は道中を楽しむのが目的だ。見た目は同じ自転車ツーリングでも目的が違うのだから、日数がかかりすぎてるなどと安易に言わないでほしい。頼むよマッタク。

梅雨の貴重な晴れ間、洗濯をし、服はきれいになった。
白壁の町柳井市と岩国市を観光。5連アーチの錦帯橋、修復工事で平成と昭和の橋、両方を楽しめた。橋を渡ってみたが、結構足にくる。よい運動ですよ。


06/26 広島県広島市:走行45.7km:Total 12083km:
岩国市→宮島→広島市
岩国市から広島市へ向かう道は国道2号。交通量がハンパでなく多く、トラック等の大型車の割合が高い悪魔のような道だ。今日はこれにつきあわないといけない。
できるだけ国道を避けようと、住宅街を抜けるような細い道路に果敢に入り込むと、車のほとんど通らないのんびりした空気がそこにはあった。ペースは落ちるし距離も延びるが排気ガスにまみれるよりはずっといい。
岩国からの最初の5kmくらいはこれで快適に走れたのがその後はうまく脇道が見つからずに苦戦。一桁国道を走っても楽しくもなんともないのに、ほかに逃げ道がないときはそれに頼らざるをえないことがものすーーごく悲しい。

昨日の夜は寝れなかった。河川敷にテントを張ったが、夜中に音楽バンバンの数人の暴走族らしき人達が宴会をしていたからじゃ。ビクビクしながら耐え、無事で一晩こせて感謝。
日本三景宮島へ。世界遺産の厳島神社の鳥居は10年に一度の塗り替えで赤々している。以前来た時より鳥居がゴツゴツしていたのが印象深い。
名物あなごめしを食す。たまには贅沢したいさ。知らなかったが、アナゴは6月が旬。おいしさとともに旬を食べることができうれしかった!


06/27 広島県呉市:走行40.2km:Total 12124km:
広島市→呉市
広島市から呉市に向かう道の途中、1kmほどのトンネルをくぐった。歩道の幅はけっこう狭くてガードレール付き。ふらふらすると壁にぶつかりそうなくらいだ。入った瞬間、
「うおっ!暑い!」
外気と比べると明らかに気温が高く、火災事故でもあったんかと思ったくらいだ。雨具を着ていたのも暑さを感じる原因だろう。そんな中を1km排気ガスと反響する車の走行音にまみれて走ったが、5kmにも10kmにも感じるくらいつらいトンネルだった。

広島市内を抜けるのに、ひたすら自転車をこぐ。早く出たい一心でどこをどう走ったか記憶にない。
予定よりも早く雨が降りだし立往生。進かやめるか判断に迷うが、なんとか呉市の中心まで行きストップ。雨の日は、ゆっくりしましょう。


06/28 広島県安浦町:走行22.3km:Total 12146km:
呉市→国道185号→安浦町
呉市で散髪。五分刈りにしてくれって言ってんのに、しつこく「本当に5mm丸刈りでいいですか?」と聞いてくる。いいってば、はよやってくれ!
すっきりした頭で午後から走りだす。天気予報では昼前から雨が止むとのこと、確かに13時頃にはすっかり雨は上がっていたので出発したのだが・・・走りだして15分もしないうちに降ってきた。そのうちどしゃぶり。
くお〜、また予報にだまされた!
結局、雨がおさまったのは午後5時ころ。梅雨だからという形で納得するしか怒りを抑えることはできん。うぬぬ、梅雨め!

久々に散髪し、すっきりした。しばらくは、お風呂やトイレで冷たい視線をあびるのであろう。男みたいな髪型ではしかたない。
しまった!またしても動いてしまう。午後から雨があがる天気予報だが、とんでもない。すっかり信じていた。いったん雨が止んだときに出発したが、ひどく雨がふりだす。進めない、時間だけが過ぎ、結局雨走行。天気に振り回されすぎじゃ!


06/29 広島県向島町:走行68.9km:Total 12215km:
安浦町→竹原市→三原市→尾道市→向島町
海岸に沿って晴れを堪能しながら快走。竹原市、三原市を通って尾道市へ辿り着いた。
尾道といえばラーメン。さんざん悩んだあげく、「つたふじ」へ。カウンターのみの小さな店だが味は確か。なかなかうまかった。

快晴、輝く海を見た。ずっと晴れなら苦労はしないんだが。
安芸の小京都竹原市へ。古い建物が残されており時代を感じる。心が落ち着く所だった。
町並みの一角にある、かかえ地蔵は、名のとおり、かかえて願い事を唱えるもの。重たすぎて願い事どころではない!重さにびっくり。


06/30 愛媛県上浦町:走行44.2km:Total 12259km:
向島→因島→生口島→大三島
しまなみ海道を走る。2年前に自転車でツーリングしたことがあって新鮮さには欠けたし、曇り空がせっかくのしまなみ風景を灰色にぬりつぶしてしまった。残念だ。
道の駅多々羅でハッサクを発見して購入。15個(小さめ)で150円に飛びついた。柑橘類は温州みかんよりもタンカンよりもデコポンよりもポメロよりも、ハッサクが好きだ!うまい!

念願のしまなみ海道。自転車も通れる橋というわけで楽しみにしていたが、橋が見えるごとに憂欝になる。
そう、橋までの高さまで毎回のぼらなくてはいけない。ゆるい坂だが、小さなアップダウンがなんとも言えず。
いよいよ四国入り。多々羅大橋の真ん中が県境、愛媛県の看板あることを期待したが、なくて残念。四国へ来た実感がいまいちない!看板をつけてー




走行状況



















100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!