116日目
2002年8月13日(火)
【天気】曇りのち雨
【記録者】とっこり
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「長かった日本最北端への道のり」
昨日の利尻富士での興奮も朝起きたときにはすっかりおさまり、興奮の代わりに筋肉痛が体を襲った。
礼文島で4時間コースを歩いたときにはなんともなかったから、今回も大丈夫だとタカをくくっていたのだが甘かったようだ。
往復8時間の登山は思った以上に体への負担が大きかったらしい。
稚内から礼文島へのフェリーでは、ぎりぎりにターミナルに駆け込んだせいで2等席に座ることができなかった。
その悔しさがあるから今回、利尻島から稚内に向かうフェリーでは絶対座ってやろうと1時間前から気合いを入れてスタンバイ。
そのおかげでなんとか、それだけやってもかろうじてなのだが座ってくつろぐことができた。
夏休みだからな〜〜。
これでまた、離島生活から大陸へと舞台が変わる。
なんだかさみしいような気もするけど、いつまでもここにいるわけにはいかない。
出発だ、目指すは宗谷岬!!
フェリーから降りると懐かしの防波堤ドーム(8月7,8日に2泊した場所)。
「また泊まっていけよ」
というドームの誘いを振りきって走り出した。
市内のホクレンで旗をもらってからはひたすら宗谷岬へとペダルを漕ぎ続ける。
雨がひどくなってきてどうしようか迷ったが、夕方にはやむと予想していたし宗谷岬のバス停で泊まれるという情報もあったから、カッパを着て先を急いだ。
看板の「宗谷岬●km」という数字がドンドン減っていくのをみながら、これまでの道のりを振り返っている自分がいた。
カーブを大きく曲がるたびに最北端の碑が見えないか目を凝らす。
まだか・・・まだか・・・
何度がっかりしたか、あるカーブを曲がったところで遠くに集落というか車がたくさん停まっているのが見えた。
あそこだ!着いた!!
そこからは疲れなんてどこへやら、うれしさで顔がにやけたまま走った、走った。
つ、ついたーーーーーー!!!
宗谷岬
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出発から116日目、約4500kmの道のりだった。
まずはここが目標だった。
宗谷岬まで走り切れたらきっと日本一周はできると、そう思っていた。
そしてその思いは確信に変わった。
「できる、やればできる。日本一周できるぞ。」
感動を形に変えようと最北端の碑で記念撮影。
だがここは一大観光地でもあり、お盆休みでもあるため人・人・人。
記念撮影するにはなんと列に並ばなくてはいけないのだ。
撮りづらい・・・とりあえず一枚だけ撮ってあとは明日の朝に人の少ないときに思う存分撮ることにしよう。
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