「メロン記念日」
昨日の夜中、キャンプ場内で若者達が車をヴォンヴォン言わせたり花火をバンバン打ち上げたりして(ここは花火禁止)相当やかましかった。
いくつもテントがあってたくさんの人が眠りについているにも関わらず、大声で騒いでいる。
皆楽公園キャンプ場
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どうやら地元の若者のようでここの宿泊者ではなさそうだったが、あまりにもモラルがなさ過ぎる。
ここのキャンプ場には休憩施設として列車が置いてあるのだが、朝起きてみるとその列車のドアが開けっ放しになっていた。
こういうことがあると施設管理者側としても夜間解放をやめざるを得なくなってしまうと思うし、実際に夜間解放をやめてしまった施設はたくさんあるのではないだろうか。
自分もこういうモラルのない人達とひとくくりにして「若者」と呼ばれてしまうのかと思うと悲しい。
今日は追い風に助けられながらずんずんと進んだ。
できる限り国道を避けて車通りの少ない道道を走ると気分がいい。
北海道に限らず主要幹線道路を外れるだけでこれだけ交通量が違うのだ、自転車乗りとしては多少遠回りになっても気持ちよく走れる道を選びたいものだ。
50kmほどを走ってそろそろ疲れが見えてきた頃、その事件は起きた。
自転車の横をいつものように車が抜いていったのだが、50mほど進んだところでハザードランプを点滅させて止まったのだ。
?なんだ?故障か?
と思ってすぐそばで自転車を止めると車からおばちゃんが出てきた。
あんたらナイフ持ってる?
ん?ナイフを借りたいのだろうか。急いでナイフを使いたいのかもしれないと思い、持っている旨を伝えると、
メロンあげるから早めに食べて
メロン
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えっ!?メロン?・・・!!!ついに来たかこの日が!
これまでいろんな人にいろんなものをもらってきたが、メロンほどのものがもらえるなんて露ほども思っていなかった。
聞くとこのおばちゃん、自分の息子も自転車でツーリングをしたことがあるらしく、その息子がツーリングから帰ってきたときには一回りも二回りも成長していたらしい。
それで自転車ツーリングしている人を見ると応援したくなるのだという。
うーん、息子さんに感謝感謝。
このあとキャンプ場につくまで、メロンのことで頭が一杯だった。
疲れ切っていたはずなのに鼻歌まで出てくる、メロン効果は絶大である。
キャンプ場でテントを張り、さっそくメロンを頂く。
一人半分のぜいたく
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まっぷたつに切り分けて一人半個。スプーンですくって口に運ぶ・・・
う、うめーーーーーーーー!!!
甘さが口の中を駆けめぐってとろけて消えていく。
ほかの果物とは比べものにならない。
こんなうまいもんを半個分も、しかもタダで食べられるなんて・・・
しあわせぇぇぇぇ〜〜〜〜〜
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